読んで良かった本📕「子どもとの関係が変わる自分の親に読んで欲しかった本」
ちょっと前に、親との関係に思うところがあって、自分がどう育ったのか、子育てするならどうするのかとか、興味があって読みました。めっちゃ良い本でした。涙なしでは読めません😭
印象に残ったところ
心の傷が子孫に連鎖する
愛情を持って精一杯子育てしていても、親自身が心の傷を抱えていると、それを子に伝播させてしまう、という事が書かれていました。
親に甘やかされて育ったから、甘やかされて何もできない昔の自分を思い出すのが辛くて、自分の子に過度に厳しくしたり。
虐待されて育ったから、自分の子には優しくするけど、そうして貰えなかった昔の自分が思い出されて辛くて、自分の子に嫉妬してしまったり
親には親の親やその他から受けた心の傷がある。
この本を読んで、親が自分に傷つくようなことを言ったとしても、自分が悪かったのではない、それは親自身の傷だったのかもしれない。と解釈できるようになりました。
これ親以外のケースでもかなりありそうだなぁと思っています。何か言われてもこれは相手の昔の傷なのでは…?と一歩引いて考えることがしやすくなりました。
本当はどうして欲しかったのか
本当は親にこうやって関わって貰いたかったんだな、と幼い頃の自分の欲求が理解できるような事例がたくさんありました。
本当は寄り添って一緒に考えて欲しかった。
言葉にできない感情に翻弄されている時、親に気持ちを理解して欲しかった、しっくりくる言葉を教えて貰って共感して欲しかった。
自分の親以外に子育てされる経験ってそんなに無いので、本当はどうして欲しかったかなんて正直分かんないですよね。とても参考になりました。
完璧な親なんていない
アダルトチルドレンの説明とかみると私は結構当てはまることが多いなと思います。でも毒親ってフレーズは、あまりしっくり来なかったんです。
ちゃんと愛されてたはずなのに、自分が苦しいってなると矛盾するじゃ無いですか。
自分が苦しいのが甘えなのか、親の愛が足りなかったのか。
そこが分かんなくて余計苦しい。
この本に「完璧な親はいない」という言葉が何度も出てきます。
子育てってめっちゃ大変で、その上、親は親の心に傷を持っています。
忙しさやどうしてもうまく制御できない感情。
必死に闘いながら自分たちを育ててくれていた。
完璧に子育てできなくて当然。なんですよね。
親は親なりにの精一杯で育ててくれた、一方で、子供の私にはには傷つくような出来事もあった。
両方とも同時に認めていい事実なんだと思えました。
極端に言えば、完璧な親がいない=全員毒親 みたいな話です。
誰かの子供である以上、何かしらの傷があって、それは人それぞれだけどちゃんと癒すべきものだ、って事です。
私は恵まれてるから…苦しいなんて言ったら甘えだ…なんて思わなくていいんですよ!あなたが感じた悲しみや辛さ、怒りや寂しさ、あなたが感じたことの方が大事なんです。
っていう風に思う事ができました。
まとめ
冒頭にも書きましたが、いろんなシーンや状況が具体的に書かれてて、泣けるところがいっぱいでした😭
そして、クソ忙しい中、本当はこうして貰いたかった…、を全部叶えるのは本当に無理ゲーだろうな、という事も理解できました。精一杯育ててくれた両親への感謝の気持ちが溢れて止まりませんでした😭
子育て中の親、かつて子どもだった人から共感の声、続々!だそうですよ!
とても学びのある本だったのでぜひ時間があるうちに読んでみてください。