EU261で24万円ゲット!
グリュースゴッド!
(オーストリアの挨拶でこんにちは!)
趣味が海外旅行の社会人です。
夏休みに家族4人でオーストリア・ハンガリー・チェコ・スロバキアを旅行した。
しかし帰りの飛行機の出発が5時間遅延。
我々家族にとって遅延は大きな問題ではなく、現地の滞在時間が増えてラッキーだったのだが、先日遅延補償を受けて24万円振り込まれた。
経緯
8/18 ウィーン→成田便でフライト遅延が発生。
成田→チューリッヒ行きの航空機の乗客で体調不良者がおり、急遽カザフスタンのアスタナで緊急着陸。
その後、そのスイス便の機体に異常が発生し、急遽我々が乗る予定だったオーストリア航空の機体をアスタナまで飛ばしたため3時間のディレイが生じたとのこと。
さらに、ウィーン→成田の便に乗務予定だった乗務員の勤務時間超過による人員確保に時間を要したため、この時間になってしまったとのこと。
ネット記事にもなっていた。
正直、遅延情報は我々としてはラッキーで、滞在時間延長により、ウィーンの美術史美術館に行くなど、最後までウィーンを堪能できた。
その上、航空会社から一人7ユーロ分のバウチャーも発券され、有難く使わせていただいた。
その時の様子はこちら
AirHelpからメールが来る
日本に帰国してから数日後、AirHalpという会社からメール(英語)が届いた。
(正式にいうと、チケットを購入したGO TO GATE経由で届いた)
内容は、
長期のフライト遅延や旅行の中断など、旅行者を守るために導入されたEU261の規則により、最大一人600ユーロの補償を得られる権利があるとのこと。
そんな上手い話あるのか?
何かの詐欺ではないか?
と思い調べてみると、
AirHelpは、乗客が欠航・遅延・オーバーブッキングに遭った際の補償を手助けする法律サービスのアメリカ企業ということが分かった。
そして、EUでは航空便の遅延・キャンセル等に対する法的補償金を請求できるEU261が存在するのも本当のようだった。
EU261の対象は
①EU内を出発し、EU内に到着する全フライト
②EU内を出発し、EU外に向かう全フライト
③EU外を出発し、EU内に向かうヨーロッパ拠点の航空会社のフライト
我々は②に該当。
定刻13時半出発予定が18時半発に変更になったため、5時間の遅延が発生した。
そのため最大600ユーロ(約9.7万円)の補償を受けられるということ。
色々調べていると、過去にAirHelpの援助を受けて、補償を得た人の情報がたくさん出てきた。
ちなみにAirHelpから発生する費用は、補償金の35%。
しかも成約時のみ35%手数料として取られるだけ。
それだったら自分でやっても良いかなとも思ったが、全て英語のやりとりだし面倒そうなので、プロに任せた方が早い。
…これは信じても良さそうだ。
ウィーンでの罰金事件もあったし、補償を受けられたらラッキーと思い申し込むことにした。
やったのは2つだけ
一つは、AirHelpの同意書にサイン
もう一つは、搭乗券のデータを添付しただけ。
あとは勝手にAirHelpが進めてくれる。
その間、AirHelpから随時進捗状況がメールで送られてくる。
内容は以下のような感じ。結構ラフ。
(受け手の僕が勝手に意訳)
必要書類を送った2週間後の9月…
それから1ヶ月後の10月…
と忘れた頃に連絡がくる。
さらにそれから11月…
とメールが。
進捗状況をその都度説明してくれるから有難い。
そして12月…!!!
うおー!旅行から4ヶ月。
本当にパスされちゃったのか!
そりゃあAirHelpも手数料欲しさに必死だわな。
口座番号を入力し、あとは送金されるのを待つのみ。
エラーにならないかと心配したが、5日後無事に24万円が振り込まれていた。
内訳としては、
600EURの補償 ×4名分=2,400EUR(約39万円)
手数料35%
=合計1,560EUR(約25万)
外貨振替手数料もあり24万円也。
遅延で困った人もいっぱいいただろうけど、
我々家族としては
ウィーンでの滞在時間が+4時間
航空会社から一人7EURのバウチャー(約1,100円)
EU261の補償一人約6万の返金で
時間もお金も得した計算となった。
ウィーンでは罰金問題もあり、
ホテルの返金も頓挫し、
失った金もあったが、今回の補償でむしろプラスに転じた結果となった。
終わりよければすべてよし!ALL OK!!!!
本日もご覧いただきありがとうございました。
ダンケ・シェーン!