見出し画像

部活動におけるトレーニング構成

みなさん、こんにちは。

学生の部活指導をしているトレーナーや先生はいらっしゃいますか?

今年はコロナ流行により、思ったように練習ができなかったり、大会に制限ができたり、
例年のようにはいかなかったのでしょうか?

先生もトレーナーも今までのような考え方とは違うものが必要だったのではないでしょうか?
「with コロナ」時代の練習・トレーニングの在り方について、状況が変化し続けているため、今も様々なことを考えていると思います。

今回の記事は部活指導に関わる内容を書いていこうと思います。
来春からの練習・トレーニングの参考になれば嬉しい限りです。

現在バレーボール部での指導が多いため、バレーボール部でのメニューを例とし書いていきますが、
他スポーツにも通ずる部分も多いので、ぜひ参考にしてみてください。

トレーニング構成スケジュール

寒い冬が終わると、新しい生徒が入部する季節がやってきます。
その時、どのようにトレーニングを構成していくのか、スケジュール感をまずはお伝えしましょう。

4月〈新入生入部〉

1年生
・  股関節の柔軟性獲得
・  肩甲骨の回転動作獲得
・  2・3年生と同様にスパイクフォームにつながるトレーニング

2・3年生 
・重心移動トレーニングで獲得した筋肉を縦(ジャンプ)に変化する腱トレーニング
 【目的】冬までに鍛えてきた筋肉を、瞬発的な力に変換させる
・ボールを使った対角らせん運動の獲得 
・ボールをミートするタイミングを合わせるトレーニング
 シングルカウンターでのボール投げ&打ちの習得
 ダブルカウンターでのボール投げ&打ちの習得
⇒立位でカウンター動作を獲得することで、空中動作につなげる

「冬までに鍛えてきた筋肉を、瞬発的な力に変換させる」の「瞬発力」とはいったい何でしょう??
それは「ジャンプ力」、そしてバレーボールの構えの姿勢から1歩目の「スピード」です。

この役割を担っているカラダの部分は骨と筋肉のつなぎ目である「腱」です。
「ジャンプ力」に関わる「腱」がふくらはぎ(下腿三頭筋)なのです。

4月は「ふくらはぎ」にアプローチが必要ということです。

ここから先は

1,997字
「変わらないことは変わり続けることだけ」それはトレーニングも同じです。常に変化を恐れず、現場で試行錯誤を繰り返し、近い将来、日本発信のメソッドがグロバルスタンダードになる日がくるでしょう。その根幹となるものを創作し公開します。(毎週月曜日にお届けします)

石川貴之が全国各地を旅しながら、トレーニング指導で得た発見を文章化し配信します。当然に、「今」考えていることや「今」見ているものになるため…

いつも応援してくださる皆様に石川貴之は支えられています。「スキ」ボタンをポチっていただけると、さらに励みとなります。