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ケガ予防には手指の使い方が鍵になる!?

みなさん、こんにちは。

スポーツ時に手の指をどのように使っているか、
今まで考えたことはありますか?

実はどの指に力が入っているかが、
パフォーマンスを最大化できるかどうかに関わっているのです。

今回はそれについてを考えていきたいと思います。

タオルストレッチでの指の屈曲・伸展

ラボ式トレーニングでは、よくタオルを使ったストレッチをしています。

そのストレッチの1つを例として、ポイントをお伝えしていきます。

タオルストレッチでは、「親指・人差し指」を伸ばし、
その他の「中指・くすり指・小指」で軽くタオルを握ります。

その状態でタオルを頭上に伸ばし、
タオルが頭の後ろにくるまでタオルを下に下げます。

タオルを上下に上げ下げし、肩甲骨をストレッチします。

なぜ、「親指・人差し指」を伸ばした状態でストレッチをするかというと、、、

筋肉は収縮する作用があります。
筋肉を伸ばすことで疲労を取り除いたり、
神経圧迫を緩和して血流の流れを促進させることができます。

例えば、タオルを頭上に伸ばすとき、
肘が曲がっていると、上腕二頭筋が伸びきらず、
肩甲骨が挙上(上げる)しきるところまで動かさないと、上腕三頭筋が伸ばされません。

「人差し指を曲げる」動作は、上腕二頭筋を収縮させる作用があり、
それに連動して肘が曲がりやすくなります。

人差し指を曲げてタオルを握った場合、
タオルを頭上に上げた際に、肘が曲がってしまいます。

人差し指が曲がり、力感が生まれると、上腕二頭筋が伸びきりません。
そのため、タオルストレッチでは人差し指を伸ばすよう指示しているのです。

これをスポーツにも転用して考えることができます。

人差し指が力んでしまった場合、、、
野球のピッチャーであれば、リリースポイントが下がる。
バレーボールのスパイクであれば、打点が下がる。
バスケットボールのシュートであれば、リリースに無駄なチカラが入る。
柔道で背負い投げをするときに、体幹部との連動が損なわれ、相手選手を持ち上げることさえできません。

こうみると、スポーツ時に人差し指が力むことは避けた方が良いと
より感じていただけると思います。

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「変わらないことは変わり続けることだけ」それはトレーニングも同じです。常に変化を恐れず、現場で試行錯誤を繰り返し、近い将来、日本発信のメソッドがグロバルスタンダードになる日がくるでしょう。その根幹となるものを創作し公開します。(毎週月曜日にお届けします)

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