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パフォーマンスUPのカギ<リズム・テンポ・タイミング>

みなさん、こんにちは。

私たちの動作には「リズム・テンポ・タイミング」があると考えています。
みなさんはどう思いますか?

今回の記事では、
運動、コンディショニングにおける「リズム・テンポ・タイミング」についてを書いていきたいと思います。

「リズム・テンポ・タイミング」とは?

「リズム・テンポ・タイミング」と聞いたら、すぐに思い浮かぶのは「音楽」ではないでしょうか?

楽譜には音符があり、音程や音の強弱など、
音楽を奏でるための案内が示されています。

一小節の音符の数は決まっているが、その指示数通りになっていなかったり、
音程を間違えたりすることはリズムやタイミングを狂わしてしまうでしょう。
不自然な音楽になってしまいます。

これは運動やコンディショニングにもいえることで、
「リズム・テンポ・タイミング」が上手く合致しないと、
スムーズなプレーや効果のあるコンディショニングにならないのです。

正確にこの3つを表現する必要があるのです。

運動 ×「リズム・テンポ・タイミング」

運動における「リズム・テンポ・タイミング」の3つが
オーケストラのようにハーモニーとして奏でると、
動作の最初から最後まで一連の流れが生まれます。

「リズム・テンポ・タイミング」をバスケットボールでどのように考えているのかというと...、

・リズム
 ボールをリリースするまでの膝の屈伸
・テンポ
 ボールをリリースするまでの時間
・タイミング
 ボールをつかむ、ボールを放つなどの動作

例えば、「パスを受けてからのシュート」では、
このようになります。

DFの状態を確認しながらパスを受けとる。
フェイクを入れて、フェイクと逆方向にワンドリブルをし、
ストップしてジャンプ、空中でボールを放ちます。

フェイク時の動作を変えるときのカラダの使い方(今回は膝の屈伸)が「リズム」です。
ボールを受け取ってからシュートするまでの一連の流れが「テンポ」です。
ボールを受け取る、放つ、といった一瞬の動作が「タイミング」です。

パスを受けてからのシュート以外にも
「リズム・テンポ・タイミング」が存在しており、
それぞれのシチュエーションによって違いがあります。

スムーズな動作を生むためには、
「リズム・テンポ・タイミング」をシチュエーションに合わせて適切に組み合わせることが重要なのです。

バスケットボールの中での動作だけではなく、
どのスポーツにおいても同じことがいえます。

それぞれのスポーツで、各動作における
「リズム・テンポ・タイミング」を考えてみてください。

この3つすべてが適切に組み合わされた時、
流れるような動作が生まれることでしょう。

コンディショニング ×「リズム・テンポ・タイミング」

ラボ式コンディショニングであるPNFストレッチで考えてみます。

お客様の目的を達成させるために、
筋肉に圧を入れる強弱をつけて「タイミング」を見計らい、
「リズム」を生み出すために抵抗の強弱やスピードを調節し、
「テンポ」を崩さないために、各手技や全体の手技数を決められた時間のなかで完結させるのことが重要なのです。

・リズム
 抵抗の強弱やスピード
・テンポ
 決められた時間でコンディショニングを完結させる
・タイミング
 圧を入れる強弱

一つでも乱れたならば、
お客様の満足するようなコンディショニングは提供できないのです。

例えば、腰痛に対してアプローチをするための「楽譜」があります。

まずはその楽譜を自身の脳内に保存しなければいけません。
これはコンディショニングを繰り返し練習することで保存できます。

そして、「腰痛」のお客様が来店されたときに
脳内の本棚から「腰痛のための楽譜」を見つけだしてきます。

そして、その楽譜通りに「リズム・テンポ・タイミング」を狂わず、奏でたとき、
お客様の問題が解決されるのです。

まとめるますと、、、

①楽譜(コンディショニング方法)を本棚(脳内)にしまう 【input】
②本棚から楽譜を探す
③楽譜に書かれた「リズム・テンポ・タイミング」を全てを狂いなく表現 【output】

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「変わらないことは変わり続けることだけ」それはトレーニングも同じです。常に変化を恐れず、現場で試行錯誤を繰り返し、近い将来、日本発信のメソッドがグロバルスタンダードになる日がくるでしょう。その根幹となるものを創作し公開します。(毎週月曜日にお届けします)

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