肘のケガ予防のカギは人差し指の使い方にあり!
みなさん、こんにちは。
以前投稿しました肘の内側側副靭帯について、
情報を追加してみたいと思います。
前回の記事を見ていない方は
「野球肘について考えよう」をぜひチェックしてみてください。
内側側副靭帯は野球の投球、テニスのサーブ、アメリカンフットボールの投球、やり投げなどでケガをしやすいと言われています。
共通点は何でしょう?
①オーバーヘッドスロースポーツ
②モノを握るスポーツ
③同じ動作を繰り返すスポーツ
この条件が揃うスポーツをしている人は必然的にケガをしてしまうのでしょうか?
それは困りますね。
ではケガ予防にどのようなことが必要なのか、
カラダの構造をもとに考えてみます。
内側側副靭帯のケガ予防
まず痛みが発生する場所に特徴があります。
外側の痛み
→ 肘の外側で骨同士がぶつかり、骨・軟骨が剥がれたり痛む
内側の痛み
→ 肘の内側では靱帯・腱・軟骨が痛む
このような痛みの原因は
「上腕二頭筋の過度な収縮」にあります。
同じ動作を何度も行うことで、上腕二頭筋の収縮が繰り返され、
筋肉の停止部が硬くなります。
その部分に内側側副靭帯がくっついているので、
靭帯が上腕二頭筋に引っ張られることで痛みが生じるケースが多いです。
靭帯は伸びたくないのに、上腕二頭筋に強制的に伸ばされてしまい、
痛みがでているということですね。
また、上腕二頭筋の停止部は橈骨と腓骨の間の骨幹膜の最上部にも付着しているため、
上腕二頭筋の硬さは前腕部の硬さにも影響しています。
この筋肉の構造を利用すると、ケガ予防やケアに繋がるのです。
前腕部の硬さを改善する
→ 上腕二頭筋が柔らかくなる
→ 上腕二頭筋のもう一つの停止部も柔らかくなる
→ 内側側副靭帯が上腕二頭筋の停止部に引っ張られなくなる
→ 内側側副靭帯の痛みが改善する/ケガしづらくなる
このように筋肉が付着する構造を利用することで、
筋肉が靭帯を引っ張ることを緩和し、痛みを軽減する方法があるのです。
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