四足歩行トレーニングで最大エネルギーを生み出そう!
みなさん、こんにちは。
今回も前回に引き続き「四足歩行トレーニング」についてお伝えしていきたいと思います。
前回は上半身(腕の動かし方)をメインでしたが、
今回は「四足歩行時の動力(エネルギー)」についてです。
四足歩行トレーニングは車の動力システムに当てはめることができると思っています。
動力システムには主に3種類あり、その中のどれに当てはまるのか、を考えてみましょう。
車の動力システム「駆動方式」とは
駆動方式とは、車の動力源がある位置を指しています。
主な駆動方式の3種(FF/FR/4WD)で、それぞれの長所・短所をまとめてみます。
・FF
前輪が駆動する
〇後輪へ動力を伝えるシャフトが必要なく室内が広い
〇タイヤのグリップ力が高い
✕前部に遠心力がかかり外に飛び出しやすい
✕前のタイヤの摩耗が激しい
・FR
後輪が駆動する
〇ドラフト走行にもってこい
✕滑りやすく雪道が苦手
✕駆動輪の後部が振られる
・4WD
両輪(四輪)が駆動する
〇雪道でも安定して発進できる
〇高速安定性にも優れている
✕燃費ば少し悪い
✕購入費用が割高
四足歩行トレーニングにも動力源があり、それがどこに位置するのか、
また、二足歩行の動力源とも比較してみます。
二足歩行と四足歩行の動力源の位置
二足歩行の特徴は、下半身から始動し、体幹部との連動性がありません。
足から動かすため、下肢の筋肉をずっと使い続けるため、膝・足首の故障が絶えません。
上半身との連動性が低いため、下半身と上半身の中間部にある腰も痛めやすいです。
下半身始動で動き、下肢が摩耗することから、車でいうところのFRの動きに近いと考えます。
一方、四足歩行はどうでしょう。
四足歩行の特徴は、上半身から始動し、体幹部が捻れ、その捻り返しにより足がついてきます。
脊柱の回旋やカウンター動作を駆使して、前輪となる肩甲骨にエネルギーを伝えています。
なので、車に例えると、前輪が駆動するFFの動きといえるでしょう。
後輪となる股関節に動力は存在しておらず、
下半身はただただ前輪の動きに合わせて動くため、限りなく下半身への負荷を減らすことができます。
前輪である肩甲骨に動力をきちんと位置させるためには、
四足歩行の姿勢が重要です。
どのような姿勢が理想か考えていきます。
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