ラボ式腹筋トレーニングの考え方
みなさん、こんにちは。
今まで腹筋トレーニングをしたことはありますか?
筋トレをしたことがある人の多くは腹筋トレもしたことがあるでしょう。
今回はカラダラボ式腹筋トレーニングの考え方と、
スポーツにおける筋量アップトレーニングの注意事項をお伝えします。
まずは、典型的な腹筋トレーニングについてを考えてみましょう。
THE腹筋トレーニングについて
腹筋を鍛えるマシーンと言えば「アドビナルクランチ」が有名どころで、スポーツジムに通った経験があるヒトであれば、一度は体験したことがあるとことでしょう。
台座に座り、おへそを見るように、カラダを起こすトレーニングです。
股関節の「屈曲↔︎伸展」を繰り返し、折りたたみ携帯電話のような動きです。笑
真っ直ぐ倒して、真っ直ぐ戻す動作です。
これは「直線的な動作」であることは、一目瞭然でしょう。
その直線的は動作はどんな時に生かされるのでしょうか。
普段の生活の中で行う『歩く動作』では、
全身の筋肉が使われ、それぞれが連鎖し合って動作が生まれます。
ロボットのような動きは「直線的」ですが、
そんな歩き方をしている人はいません。
ということは、「複雑な動作」をしているということです。
もちろん、スポーツは歩くより難しい動作を組み合わせて成り立っています。
より「複雑な動作」が求められるのです。
アドビナルクランチは、「直線的」のため、
スポーツに求められる動作とは対極的なのです。
腹筋以外の場所を「直線的」な筋トレで鍛えても、
「直線的な動作」を脳にインプットしているだけです。
スポーツ時に必要な立体的に身体を使うことは身につけることができないのです。
「THE腹筋トレーニング」の異名を総なめしている アブドミナルクランチで鍛えては、
腹筋が鍛えられても、スポーツパフォーマンスの向上にはつながらないのです。
「戦術」と「カラダ作り」を一致させる重要性
バレーボールを例に考えてみます。
しこたまウエイトトレーニングで筋肉量をアップさせ、
直線的な運動を脳に覚えさせ、
どんな時も天井に届くくらいのトスボールを高い打点から振り下ろせば、脅威のスパイクとなります。
180cmを超える屈強なカラダを持つ選手が、高い打点から振り抜かれたら、吹っ飛ばされるに違いなく、
「戦術」と「カラダ作り」が一致していることになります。
しかし、このような最強のメンバーがそろったチームがどれくらい存在するでしょう。
もし、コンビバレーを展開しているチームが、同じカラダ作りをしたらどうなるでしょう。
ジャンプ力が高くなり打力がついたとしても、身体の協調性が整うことができず、
「戦術」と「カラダ作り」の不一致が起きることでしょう。
このように戦術に合ったトレーニングが重要なのです。
ここから先は
石川貴之のトレーニング再興戦略
石川貴之が全国各地を旅しながら、トレーニング指導で得た発見を文章化し配信します。当然に、「今」考えていることや「今」見ているものになるため…
いつも応援してくださる皆様に石川貴之は支えられています。「スキ」ボタンをポチっていただけると、さらに励みとなります。