【胴体〜坐骨の連動Vol.1】胸郭の硬さを地道に改善するドリル
今回から「胴体〜坐骨の連動で脚のバネをフル活用する」というテーマでお話していきます。
胴体から坐骨を有機的に連動させることができれば、脚の筋出力のオン・オフにメリハリつけることができます。つまり、脱力と出力のメリハリがつくということですね。
それによって脚の筋肉の無駄遣いを解消することができますし、「ストレッチしョートニングサイクル」という体のバネも存分に活用できます。
初回の今日は「胸郭の動き作り」から。
それでははじめましょう。
胸郭の硬さを地道に改善するドリル
僕たちの体の中でも、特に硬くなりやすいのが「胸郭」と呼ばれている部位です。
胸郭とは「鎖骨」「胸骨」「脊椎(胸椎)」「肋骨」で構成されている「かご」のような形状をしている部位のこと。
この胸郭、特に「反る動き(伸展する)」が硬くなります。ブリッジができなくなるのも、胸郭の硬さが原因です。
これまでにもDojoでは胸郭の伸展を促すために色んなドリルをやってきましたが、中でもぜひやっていただきたいのが、今日のドリルです。
今月のテーマである「胴体〜坐骨の連動」のための、重要なファーストステップです。ここを省くと、この後のドリルが骨抜きになってしまいます。
では、実際に動画をご覧いただきながら話を進めましょう。
YouTube動画はこちら
「腰を折らない」という制約によって胸郭の可動性が高まる
このドリルをやると必ず、腰が痛いという方がいらっしゃいます。
そのような方はもれなく、胸郭が固まってます。というのも・・・
高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員