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重力を活用すればもっと推進力が高まる

僕がよくご紹介する、北京オリンピック男子マラソン金メダリスト、ケニアのサムエル・ワンジル選手。

ワンジル選手の何がすごいかって、下腿(膝から下)の前傾角度です。
ウィキペディアに載っている彼の画像をご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/サムエル・ワンジル

この画像って予備知識もなく見ると、何も気に留めなることなくスルーしてしまいますが、実際に自分の身体で彼と同じように下腿を前傾させようとすると、彼の身体捌きがいかに人間離れしているかを思い知らされます。

それとともに「僕たちにはまだまだ引き出せてない能力があるんだ!まだまだ速く走れそう!」という希望がグツグツと沸いてきます。

では、ここでいう「まだまだ引き出せてない能力」とは、どういう能力でしょうか?それが今日のテーマ。重力の活用です。

そこで今日は、いかにワンジル選手が重力を活用できていて、そしていかに僕たちがまだまだ重力を活用できていないか?を体験してみましょう。

まず、下の画像のように身体を前に倒してカベに寄りかかってみましょう。この時の、カベを押してる力を覚えておいてください。

ではそのまま、ワンジル選手のように下腿を前傾させてみましょう。

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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員