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肘を背骨に巻き付けつけるコツ
前回は「肘を背骨に近づけると胴体回旋が誘導される」というお話をしました。
後ろに引いた肘を振り下ろす際、肘を背骨に巻き付けるようにしながら振り下ろすと、筋腱の連鎖で胴体回旋が誘導され、ストレッチショートニングサイクル(SSC)による弾性エネルギーの活用が促進されます。ただ…
「肘と身体の落下のタイミングを合わせるのはできるけど、肘を巻き付けるのがうまくできない」というケースに、よく遭遇します。
肘を後ろに高く引き上げることはできるけれども、そこから肘を背骨に近づけることが難しい、ということですね。
そこで今回は、肘を背骨に巻き付けるコツについてお話ししていきます。それでははじめましょう!
肘を引きながら円を描く
ではまず、この「肘を背骨に巻き付ける」という動きは何によって妨げられているんでしょうか?
その要因の一つに「三角筋前部線維」の硬さが挙げられます。下の画像をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1715239346346-EiXxeIwb0H.jpg?width=1200)
青色の筋肉が三角筋の前部線維です。この筋肉が収縮することで腕が前に出ます。前へならえ、の動きですね。逆に考えると、腕を後ろに引こうとするとこの筋肉は伸張されることになります。
つまり、腕を後ろに引く動きを制限する筋肉と言えるわけです。
ただ、この筋肉、脇が開くと緩みます。ですから、脇を開いたほうが肘を後ろまで引くことができますよね?
おそらく、肘を背骨に巻き付ける動きがどうもしっくりいかないという方は、この筋肉が硬くなっていることが考えられます。
そこで、今日のスキルアップ動画のご紹介になります。
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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員