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年末年始だからっての話

<おじさんDX Vol 318>

そろそろ2021年も終盤になっていますが、小売業に携わっていると年末年始が、感じられない事がありました。

その昔の話になりますが、大手百貨店等が軒並み元旦も営業するというのが数年経過して、当時在籍していた会社も「元旦営業をする」ということが確定したのですが、社員は水面下で反対姿勢だったのです😁


✅年度の区切りがわからない

12月31日の次の日が1月1日ですが、年は変わっています。人によって「今年は...」と色々思うことがある様子ですが、当時の私にとっては、年が変わっても翌日なだけです。

今だから言えますが、初売りの準備で会社で新年を迎えた...ということもあります😅仕事だから仕方ないですが、元旦営業を確定した本社の従業員は「しっかり正月休み」だったりします。

そう...店舗スタッフだけが、正月勤務😅

役割が違いますから仕方ないにせよ、なんだか複雑な気分でした。取引先も正月休み明けまで休みですので、受注を受けても1月10日頃まで荷物が入ってこないのです。

もっぱら1日~3日までは、どこも休日の店舗が多いので、開店すると結構な数のお客様がご来店します。売上そのものは、1月度にしては開店効果があるのが事実です。


✅正月を感じる

いつもの通勤路が、ほとんど車が走っていなく正月を感じます。街も静かですし、年末から年始にかけて休日がないなんて当たり前でしたから、食料を買いにスーパーに行くも閉店時間が早くて買い物ができない...。

仲の良いコンビニの店員さんと「お互い年中無休ですね...」と自虐的に新年の挨拶をすることもありました😁


仕事が終わったら、街は真っ暗
😅

こんな事が数年続きましたので、小売業に関わる私の正月は、あってないようなものでした。


✅本音は休みたいよね?

実際混雑している中で買い物をするよりも、平日に出掛けた方が人も少なくて買い物をしやすいということはありますが、正月の楽しみは当時「初売り」なのです。

しかし、いざ自分が休むとなると1月8日頃になりますので、軒並み初売りは終わって消化試合のような様子です...。

ゴールデンウィーク、お盆、正月は、賞味2週間以上の連続出勤が、普通でしたので世間の流れと自分の生活リズムがずれているな...と思うこともありました。


✅取引先の新年のあいさつ

正月休みが明けると、各取引先が新年のあいさつ回りをするのですが、こちらとしては「すでに新年があけて1週間以上経過しています」

取引先:「あけましておめでとうございます」
私  :「すでにあいていますが...何か?」

例年の冗談から始まっています😅

当時の私ですらそう思うのですから、何度かスタッフに「正月休み」を年度交代で休むようにしたのです。

もちろん、会社上層部からは「売上のある日にスタッフを休ませることに異論」こそありましたが、本年度休めなくても来年度順番が回ってくると思えば、多少の留飲も下せるかな?と思った行動です。

もちろんスタッフは喜んでいました。

そんなことを10年程行っていたのですが、時代の流れは働き方改革になります。小売業で働こうとする人でも「正月休み」がないのは、やはり嫌われるようですからね...😅

売上だけを考えれば元日営業は効果的ですが、そうも言えなくなったのでしょう。


✅小売業界における変革

お客様の利便性を追求するのも良いですが、人手不足な企業が多い小売業界ですから、業界全体としてもっと従業員の地位や待遇向上は出来ないのでしょうか。

世の中は大変便利になりましたが、それを支えている人は色々な産業に存在します。

「いやなら仕事を変えればよい」というご意見もあると思いますが、会社に所属する一従業員が行動するよりも、業界として行動する時期に来ていると思うのです。

何十年も小売業界に関わってきた私のようなおじさんは別としても、これからこの業界を盛り上げるには、若手の定着率を向上させるだけでなく、働くうえで他の業界と同等がそれ以上の魅力を生み出さないと、担い手の確保に更に困ると思うのです。


そんな、おじさんの話でした。


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