勉強に集中できないのはなぜか
勉強の集中を妨げるものは多岐にわたります。今の受験生の多くは、まずスマホを思い浮かべるでしょう。確かにスマホを完全に遮断できれば集中を取り戻せるかもしれませんが、今は英語の音源がCDの代わりに音声ダウンロードになっていることが多く、一部の科目の学習効率を考えると、完全遮断は有効とはいえません。
対処としては、まずSNSのアカウントは消しましょう。勉強垢でモチベを保っている受験生もいるかもしれませんが、必要性がない情報を漫然と眺める時間が激増してしまうし、そもそも大してストレス解消にならないのでお勧めできません。
また、iphoneの人は使用時間を設定しましょう。例えば、午後6時から6時半は英語の勉強に使うから、その時間だけ使えるようにするといったことです。
その他、YouTubeやNetflixを趣味に使っている人は、うまく切り替えができるのであれば、時間を制限した上で楽しむのはアリだと思います。過度に制限してしまうとリバンドしてしまう可能性もあるので。私も、共テ直前に緊張でガチガチになってしまい、YouTubeで推しの動画を見てリラックスした記憶があります。
ここまでは、主にスマホへの対処を考えてきましたが、実はさらに厄介な勉強を妨げるものがあると考えています。
それは、「人」です。
高いレベルの目標を掲げて勉強していると必ず足を引っ張ろうとする人が出てきます。私の場合は、「なんであんたが理系クラスにいんの?」「そんな成績で東工大目指せるわけないじゃん」「どうせ無理でしょ」
こんな言葉をかけられました。すごくモヤモヤしたし悔しかったです。
でも、受験が終わってから気がつきました。実は、そういう言葉をかけてきた人の中で、自分よりも上の世界に行った人は1人もいなかったのです。馬鹿にしてくる人は、レベルの高い人たちなのではと思いきや、実はそうではない人たちだったんですね。おそらく、自分と同じくらいのレベルにいた人がその世界を抜け出していくことに、置いてきぼりにされる感覚を抱いたのでしょう。
この手の話は、社会人の司法試験受験などでも聞きますが、やる気を削ぐような発言をしてくる人たちの話を真に受ける必要はありません。
また、「〇〇って偏差値○だったんだって〜」「まじ、絶対受かんじゃん」みたいな話も無視していいです。模試の結果と入試の成績は一定の相関関係はあるとはいえ、別物なので。
自分の頑張りたいという気持ちを妨げるものはたくさんありますが、ひとつひとつ気にしていたら本当にもったいないです。「誰がなんと言おうと自分は絶対に〇〇大に入るんだ!」という強い意思を持って受験勉強を進めていきましょう。