人はなぜ運転を甘く見てしまうのか⁉️
私は運送会社に勤務し、安全教育や事故処理等の仕事をしています。
そして、悲惨な交通事故をゼロにしたいと思い投稿しています。
今回は、「運転に対する甘さ」をテーマに書きたいと思います。
車の運転において、本当の危険が分かってハンドルを握っている人が、どれ位いるのでしょうか?
事故を検証し、原因と要因を調べていくと、ほとんどの人は本当の危険が分かっているようで分かっていません。
だから、事故が起きます。
反対に、安全に対して興味を持つと、考え方が変わり、本当の危険を知って運転も変わります。
しかし、現実は飲酒運転や高齢者によるブレーキとアクセルの踏み間違え等による重大事故、煽りなどによる危険運転や暴走事故など、危険も考えず、そして分からず自分本位に運転をする人が、後を絶ちません。
運転に対し、自分自身の知識やスキルのレベルが分かっていない場合、道路状況の把握や危険予測等は勿論不可能なので、事故の確率はとても高くなってしまいます。
車の免許を取ったら、ほとんどの人が安全に対しても、そこで終了してしまい、あとは経験を積むごとに自分は大丈夫だと思い込んでいきます。
これが事故のもとです。
誰も事故を起こそうと思って、運転している人はいません。
しかし、事故を起こさないように意識して運転している人も、多くありません。
危険が分からず何も考えないで運転をしていると、何かあった時に1秒位はすぐに反応が遅れてしまい、時速60キロで走行した場合には、この1秒間で約17㍍も進んでしまいます。
これは天と地の差です。
ー 後悔先に立たず ー(毎年、事故処理をした人だけでも40万人位の人が後悔しています)
運転を甘く見たら、防衛本能も働きません。
運転での油断や過信は、いつか必ず事故に結びつくことを忘れないでほしいと思います
これからは運転中、常に危険を意識して下さい。
必ず安全が手に入ります。
ー 備えあれば事故はなし ー
事故に遭わない・起こさない 自分自身の作り方 PART22