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映画感想『ファイティン!』
原題「韓:챔피언/英:Champion」
◆あらすじ◆
生後すぐに韓国からアメリカへ養子に出され、アームレスリングのチャンピオンを目指していた孤独な男。現在はクラブの用心棒として生計を立てる彼は、そこで出会った若いスポーツマネージャーに誘われ、韓国へ戻って再びアームレスリングの世界に挑むことに。そして産みの母の家を訪れるが、そこに住んでいたのは、初めて会う妹とその子どもたちだった。
前知識何も入れてかなかったからなんか予想外のスタートだったんだよね。
韓国からLAに乗り込む感じなのかと思ってたし父親として幼い娘の為に戦う的なのを思い描いてたら全然ちがった。
いや、全然は違わないけどでも違った(←どっちやねん!!)
強面だけど優しくてあったかくてお茶目で子供にモテモテww…でも最強なドンソク兄貴が満載!兄貴ファンには堪らない一作となっておる(๑˙❥˙๑)
英語喋る兄貴もまた良い。
てかLA育ちで韓国語が上手く無い設定が可愛い(笑)
そう!そこなのよ!!
この主人公マークはLAのコリアンタウン育ちだからまぁ韓国語も喋れるけど基本は英語育ち。だからたまに変な韓国語になったり恐らくネイティブの言葉より時代遅れかもしれない。(言葉は生きてるからね)
でもこの人の背景が【親】と言うものに本当に縁が無いんだなぁ・・・って物凄く寂しくて哀しくなっちゃったんだよね。
だからこそこのストーリーが生きるってのはある。
言ってみれば親の愛を知らず、自分の腕っぷし一本で生き抜いてきた男がどんな形でも【家族】と言う存在を見つけて築いて行くって話だけど・・・そう全く以て王道なんだけどでもそれでも何処かわざとらしくないのは人間の心の機微に程良く触れるのが巧い韓国映画ならではなんだろうなって思う。
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その技の一つがマークが最後に挑んだ試合のクライマックスへの演出だね。
アームレスリングと言うツールと人と人が触れ合う一番多い手段【手を握り合う】って行為をうま〜く見せるんだよなぁ。
LAから故郷に帰ってようやく見つけた家族の存在を【血】よりも【温もり】により重要性を持たせて寂しかった独りの男の胸の中に炎を灯すって演出・・・えがったぁ(T_T)
それもマ・ドンソクっつー俳優の魅力が成せる業かもしれないけどね。
そのマークを支える子供達がまぁ素晴らしいったらないのだわ。
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でも、この子供達との関係で日本もちゃんと大人が子供に接する方法を見直さなきゃいけんなって思う所もしばしばある。 「大人にタメ語か?」なんて台詞がちゃんと出てくる辺りは韓国映画だなって思った。 そう言われてから子供達はちゃんと敬語で話すんだよね。最初は「アメリカはタメ語でしょ?!」とか言ってたけどね(笑) でもそういうの大事。
あと、子供らの母親が南大門でアパレル販売してるのがちょっと共感ww
しっかし、腕1本で戦うアームレスリング・・・滾るわぁ!!
最後は「エイドリア〜〜〜〜ン!!」って叫びそうだった・・・映画も分野も違うっちゅーの!
でもね、物凄くロマンチックな作品でもあるよ。
繋いだ手のぬくもりが生きる力を運んできた〜❤︎❤︎❤︎・・・的な?
くっさぁ〜〜〜ww
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コイツは超ドーピング君禁止クスリでしか勝てない汚い奴↓↓
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