個人事業主が心理的安全性を学ぶことで広がる世界
ZENTechの広報担当、松本瑚子(Ze松本)です。
今回は、ZENTechの心理的安全性認定マネジメント講座を修了された咲良美登理さんと林史桜さんに、ZENTechの萩原寛之(Ze萩原)と三浦佳恵(Ze三浦)と一緒にインタビューさせていただきました。
組織に属していない個人事業主の方が、講座で習ったことをどのように活かしているのかについて、詳しく聞かせていただきました。
心理的安全性認定マネジメント講座とは
変化の時代に対応できる「学習し成長できるチーム」へ変わるために重要な「心理的安全性」について学ぶ、全5回・各回2時間45分・トータル3ヶ月間の講座です。
詳細はこちら↓
https://zentech.jp/lp/psychological-safety
咲良さん:咲良美登理事務所の咲良美登理と申します。私は、企業研修の講師や個人向けのカウンセリングをしております。よろしくお願いします。
林さん:J MENTALの林史桜と申します。私は、製造業で25年ほど働き、そのうち11年は管理職を担っておりました。今は、働く人を対象としたメンタルトレーニングをしています。よろしくお願いします。
Ze萩原:組織に属さず個人で活動されている方が、「この講座は自分が受けてもいいのかな」と迷うという声があったので、「個人事業主の方でも活かしていけるんだよ」というお話を中心に伺いたいと思います。
理論で伝わる「行動分析」
Ze松本:講座を受けようと思ったきっかけは何ですか?
林さん:私が管理職をやっていたときに、メンタルに課題を抱えている人を多く見てきました。その時、「メンタルに課題を抱えていると職場はこんなにも活性しなくなるのか」ということに気づき、働く人を専門にしたカウンセリングやメンタルトレーニングをやりたいと思いました。だから、「心理的安全性」という単語を知った瞬間から「私がやりたいことが凝縮されているんだ」と思いました。心理的安全性については、ZENTechにしか学べるところがなかったので、受講を決めました。
咲良さん:人事としてメーカーに勤務していた当時から、「一人一人が
自分の思っていることを怖がらずに発言できる環境は大事だな」と感じていました。独立後、それは「心理的安全性」というものだと知り、ハラスメント研修で、心理的安全性について必ずお伝えするようになりました。「もっと詳しくお伝えできるようになりたい」と思った矢先、ちょうど心理的安全性認定マネジメント講座を知り、即申し込みしました。
Ze松本:実際に講座を受けてみて、何が一番役に立ちましたか?
林さん:一番役に立ったことは「行動分析」ですね。先日開催した「人を動かすセミナー」で、参加者に「どんな悩みがありますか?」と聞いたら、「人を行動させられない」という声が多く上がりました。管理職の方は、とにかく「部下を行動させられない」と悩んでいたり、「自分から“こういうことで困っている”と言えるようにしてほしいです」と依頼してきたりします。だから、研修では管理職の方々に行動分析を理解してもらい、「部下の行動をどう増やすか」ということに取り組んでもらっています。
咲良さん:私も、行動分析が非常に良かったと思います。「相手の行動を促すには、こちら側の関わり方が大事」ということを感覚的にわかってくださる方もいるのですが、このような感覚的な伝え方では理解できない方も多くて。しかし、理論としての行動分析を紹介してからは、納得されることが多くなりました。
受講後に講師としての仕事の幅が広がる
Ze松本:講座で学んだことを現場で実践してみて、周りやご自身にはどんな変化がありましたか?
林さん:管理職向けにセミナーを行ったときは、みなさんに響いたようでした。最初は「心理的安全性をつくるには、人に優しくしないといけない。以上、終わり。」と小さくまとまっていたのが、セミナーの終わりには何か可能性を見つけたようです。「これを会社の研修でもやってほしい」と言っていただき、その方の上司に繋げてくださいました。
咲良さん:私は、研修会社から頼りにしていただけるような関係性ができたことが、大きな変化です。以前は、研修会社からお仕事を紹介していただいて、依頼された内容を返すという感じでした。しかし、心理的安全性認定マネジメント講座で「口火を切る」という私の価値行動(※価値行動:みかえりがなくても、やり続けたいこと)がわかったので、「私から研修会社に働きかけをしてみよう」と決めました。その結果、講座を公開型で行えるようになったり、研修会社からご相談を受けるようになりました。
Ze萩原:心理的安全性認定マネジメント講座を受講中に、咲良さんがご自身の価値行動に気づいていくプロセスは、今でも印象に残っています。
Ze三浦:講座での気づきが、すぐに営業の成果に表れるというのはすごいですね。
組織に属していないからこそ届けられる心理的安全性
Ze三浦:私もフリーランスなのですが、私たちの働き方は、組織に属していはいないけれど、関わる組織はあるという状態。少し距離がある組織への心理的安全性の使い方、学んだことの活かし方には、どのようなものがあるのでしょうか。
林さん:私は、部下との関わりに悩む上司の方には、「社員は、上司が話しやすい雰囲気を作っているから、辛いと正直に口に出せるんですよ」と伝えています。会社員だと、会社の利害関係の中にいるからこそ言いづらいこともありますよね。そういう部分は、会社の外にいる私だからこそ、伝えられることだと思います。
三浦:第三者だからこそ、突っ込んだ話ができているのですね。。
事例が集まる心理的安全性認定マネジメント講座
Ze松本:この講座をどのような方にオススメしたいですか?
咲良さん:私みたいに、組織に属していない人ですね。講座で、いろんな組織から集まっているメンバーと関わる中で、「会社員の人はこういう反応するんだったな」「会社員の人はこういうところで躓くんだ」ということを思い出すことができました。忘れかけていた会社員の感覚を踏まえて研修を作ることができるので、とてもオススメです。講座内のチームの方が、それぞれの職場で実践してきた事例を教えてくれるので、自分自身が体験していなくても、自分の疑似体験として蓄積されていくところがいいと思います。なので、会社員の方だけではなく、自営業のコンサルの方や、講師をされている方にも勉強になると思います。
林さん:私は、管理職として自信がない人にオススメです。自信がないから、優秀な部下に負けてはいけないと躍起になってしまう人は、心理的安全性を学ぶと、自分だけの価値を作っていけるのではないかと思います。
Ze三浦:自分にしかない価値を作るという観点から心理的安全性の講座を受けるというのはいいですね。
全員:ありがとうございました。
<松本コメント>
心理的安全性認定マネジメント講座が、お二方の「働く人の可能性をもっと広げたい」という強いお気持ちを形にする手助けができたことを、嬉しく思います。誰にでも伝わる理論、講座内のチームから得られる現場の事例、自分の価値行動、学んだことをフル活用しながら活動されているお二方が、より多くの組織に心理的安全性を届けてくださることを楽しみにしています。
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