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ボーン・コレクター

いつもお読み頂きありがとうございます。
全力教室 古川でございます。
ゆっくりと過疎化が進み活気を失う美しい龍間へ、子育て世代のご夫婦が喫茶店を営むような、商業施設の誘致が地域復興となる。
その為にnoteを用い反響を取り、大阪府大東市龍間に移転して成功したモデルケースとなる。
これが私の使命だと考えております。
どうか皆さま、一度体験にお越し下さい。


先ず初めに一言。
読書とは教養人の為だけにある崇高な嗜好品ではなく、娯楽だと考えています。
論理的な思考が身に付く。知識の研鑽。

いえ、面白いから、読む。だけです。


その上で、読書が好きです。
例えに、テレビと読書の違いを考えます。
おっと、テレビ批判ではありませんよ。

そもそも20年以上前から、賃貸であろうが持ち家であろうが、地上波を観る為に必要な接続ケーブルを所持しておりません。
なので、物理的に観ることが出来ないのです(今はインターネット様の大変革でTVerとかあるよね!)が、昔はテレビを観ないだけで目を白黒とされたものです。
また、余りにも世間ずれしたことをすべきではないと、ご指摘いただいた事もありました。
いえいえ、たかだか家電の一つ所持していないぐらいで、何故そこまで言われなあかんのと内心思っていました(ᵒ̴̶̷̥́ ﹏ᵒ̴̶̷̥́ )ピエン

瞬間沸騰器のティファールを所持していない人など、いくらでもいるでしょう(私は所持している!)。
テレビも同じです。
必要のないものを所持していないだけで、至らないとは考えていません。

論点ずれていますね…。

テレビと読書の違い。
テレビは一方的に情報を受け取り、関心深い内容でなければ、眼球から後頭部まで、視覚情報がすり抜けているイメージです(関心のある内容はめっちゃ記憶する!)。
読書は視覚から入った情報が、後頭部に向けて枝葉のように広がるイメージです。

私は移動中、すれ違う知人に一切気が付かないほど、常に考え事をしています。
9割方はビジネスのアイデア。
より事業を発展させることの出来るアイデアはないか、四六時中考えています。
残りの1割は食欲かな。太る食べ物のことばかり考えています。


なので、私の事業は、私の思考力次第です。
ならば、より明快に発達的な思考ができねばなりませんので、脳髄の奥まで思考の広がる読書は、私にとって有用だと考えています。

その上で、つまらないことは何も出来ない。
したくないこと一切しない。
そうじゃなきゃ、このような山奥で事業などしない。

読書といえども関心のない内容は読めないので、私はミステリー小説一択です。

この先どうなるのだろうか。どうなるか分からない!
分からないことだけに関心を持ちますので、その先に向かって一心に想像し読みふけります。


さて、相も変わらず本文より長い前振りとなりましたが、本日は読書感想文です。
交遊関係の乏しさから、読書の感想を言い合える相手がおりません。
「どこがどう面白かった?私は主人公の突出した頭脳に痺れたんだよね!」とか、語り合いたいのです。

しかし、ないものはない。
そのような時、ふと気付きました。

あれ、noterさんって、読書家の方多ないかな?
クリエイターのおすすめやらなんやら見ていますと、読書感想文を上げておられる方が多い。
そりゃそうか。

基本は文章で感情や情報を伝える属性の方々が使用するツールがnoteなのだから、読書家は多いのだろう。
note内でなら、コメント欄で読んだ本の感想を言い合えるかも知れない!
そのような下心満載の動機から、今回の読書感想文です。


自身で調べ読んで面白かった本を紹介するのも良いですが、私はnoterからお勧めしていただいた本を紹介させていただくのが、一番楽しくなるのではないかと考えますので、今回はヨッシャマンからお勧めいただいた作家さんの代表作です。


初めに申しますと、私の読書感想文はネタバレなしの、読んだ感想文です。
私の感じ方、考え方を書きます。
当たり前なのですが、ネタバレしたミステリー小説ほど読めないものはありません。
どうなるのか分からないワクワクを体感しながら読むのが醍醐味なので、ネタバレ厳禁です。


作家のジェフリー ディーヴァーさんは、今でも新作を書かれているのですね。
毎度新作が最高傑作だと言われるほどの熱量。
年齢は私の母と変わりませんから、凄まじいことです。


ヨッシャマンからお勧めしていただき、わぁ嬉しいなーと気軽に読み始めましたが、何じゃこりゃ…。難解すぎる…。
ヨッシャマン、ほんまにこのレベルの作品をサクサクと読まれているの?
驚嘆しました。

読み始めから三分の一ほどは、苦しい時間が続きました。
圧倒的な物量のマニアックな知識が、ページをめくる度に溢れ出します。
書かれている内容がよく分からない…。
一日10ページが限界。このような入り方でした。

しかし、どこかのタイミングで登場人物に魅力を感じた瞬間から、顔が本に吸い込まれるのではないかと思えるほどに、むさぼり読みふけりました。

読了した感想は、

完璧


です。

ミステリー小説の作品にも、もちろん良し悪しはあるのですが、ボーン・コレクターはミステリー小説として完璧です。

ミステリー小説なので、伏線を敷き、回収をする。
この形式は絶対です。
ただ、どこで伏線を敷き、どこで回収するのか、これ程に難解な形式はないと思えるほどの生命線であり、複雑で困難です。
いくら登場人物の設定が良くても、回収のタイミングを失敗すれば、全ておじゃんなどよくある話。
9割完璧な仕上がりで、残り1割で台無しなんてまさに地獄絵図。
ミステリー小説作家の先生方、心より敬服いたします。


時系列も含め、全てが完璧な進行であり、回収でした。
完全に納得できる仕上がりに、読了時はふぅぅぅ~~~と横隔膜が下がり、腹の底から息が漏れたものです。
私にとっては、アガサ・クリスティーに次ぐ衝撃の作家さん(最上の賛辞!)かも知れません。

主人公はリンカーンとサックス。
超能力に近いほどの頭脳を駆使し、知力のみで犯人にたどり着きます。

私は現実世界でも、頭の良い人の話しを聞くのが大好き。
小説内であっても、頭の良い主人公の活躍は高揚感に満たされます。


シリーズ化されていますので、全作読んでみようと思っています。
今はこちら。


主人公のキレッキレな知力と感性が、より増して描かれているように感じています。
普通は尻つぼみしていくのですが、より増すなんてなんたる膂力。
ひっくり返るほどに面白い。


ヨッシャマン、お勧めいただき、ほんとうにありがとうございました!

私の、出会えて良かったミステリー作家TOP10にランクインし、圏外にならぬ不動の位置を獲得いたしました。
幸せ。

どなたかと読書感想が言い合えたら、嬉しく思います。
コメント欄ではネタバレOKだよ てへぺろ(・ω<)☆


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古川真行 #全力教室
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