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【プロ棋士にも勝利】3三角型KKSに100%作戦勝ちする手順(定跡ファイル付き🎁)

こんにちは!
将棋系YouTuberのほっしーと申します。

 僕は元奨励会員&全国優勝経験者であり、AIを使った将棋の研究を発信しています。noteでは、実戦に使える定跡を分かりやすく解説しています。

 さて、今回は、プロ棋士に勝った研究を解説しようと思います。これだけで信憑性が高いと思いませんか?笑。

 今回の解説に関する定跡ファイルに加えて、某プロに勝った棋譜もぜひダウンロードしてみてください!

 戦型は、3三角型KKSの対策です。聞きなれないかもしれませんが、KKSとは、角交換四間飛車の略です。

 この記事では、居飛車が作戦勝ちになる手順を紹介していますが、居飛車側が失敗する手順も含めて解説しているので、振り飛車党の方も参考になるかと思います。

 初手から並べますが、76歩、34歩、26歩、33角、25歩、42飛と進んで下図となります。

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 この記事のヘッダー画像を見て、疑問を感じた方もおられるでしょう。

 後から22飛型になっている。それなら、42じゃなくて最初から22飛とに回っておけばいいじゃないか

 それには、33角成から65角の研究があります。

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 これは、僕をプロ棋戦出場に導いた作戦です。詳しい変化は、YouTubeの動画で解説しております。

【将棋研究】鬼殺し向かい飛車対策 従来の見解を覆した定跡

 今回、紹介する後手の作戦は、飛車を42に振り、先手から65角と打たせない作戦です。後手が1手損するものの、確実に22飛から駒組みを進めていきます。

 42飛に対しては、33角成、同桂とすぐに角交換します。

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 ここで、24歩と突きたくなりますが、同歩、同飛、22飛とぶつけられて乱戦模様となります。

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 先手が悪いわけではありませんが、作戦勝ちになる手順を捨てて選ぶような順ではありません。以下は、同飛成か23歩で1局となります。

 本記事では、確実に作戦勝ちにもっていき、仕掛けて有利にするところまで解説していきます。

 33同桂の局面から、68玉、62玉、78玉、72玉、48銀、22飛と進みます。

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 もともと先手から24歩とは突きづらかったのですが、今度こそ完全に防いできました。

 ここからの先手の方針としては、33桂を標的にして攻めていきます。後手としては、33桂を標的にされないように動きたいところです。

 前図から、56歩、42銀、77角と進みます。

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 77角は、作戦勝ちに持ち込むための重要な一手となります。なぜなら、後手が44歩、43銀と組むと桂頭を攻めることができず、先手からの打開が困難になるからです。

 そして、77の角は、以降の桂頭攻めにおける生命線となってきます。もちろん、後手は44歩、43銀と組むことはできません。

 以下、32金、57銀、21飛、36歩、54歩、46銀、82玉と進んで、桂頭攻めの態勢が整います

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 やっと35歩で桂頭を攻められる、しかも72銀と上がっていないから攻め潰すチャンスだ!と思いきや...

 以下、同歩、同銀、64角の返し技があります。

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 飛車取りを受ける手としては、①46歩、②46銀、③18飛の3通りが考えられます。順に解説していきます。

①46歩

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 銀を引かずに34歩を狙う積極策ですが、後手のほうから34歩と打ってきます。

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 同銀しかありませんが、46角と出られると困ったものです。

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 18飛か37歩ですが、57角成とされると、33桂の頭に歩を打つことはできません。これは失敗です。やはり、57の地点が薄いです。

 では、②46銀と引いてみます。

②46銀

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 次に34歩を狙っていますが、後手は44歩と突きます。

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 こうなったら、34歩と打つしかありませんが、45桂と跳ねてきます。

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 次に57桂成(または不成立)があるので、68金と受けるぐらいですが、それでも57桂成!と捨ててきます。

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 同金に45歩、37銀、36歩と突かれると困っています。

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 つまり、64角に②46銀の変化も先手失敗になります。

 では、③18飛はどうでしょうか?

③18飛

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 これには、24歩と突きます。

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 同歩は34歩~24飛、同銀は25桂と捌かれます。つまり、この歩は取れないのです

 34歩と打ちますが、構わず25歩と、2筋の歩を伸ばしてきます。

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 27歩成まで来ると終わってしまうので、33歩成、同銀、45桂と必死に攻めますが、冷静に42銀と引いておきます。

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 先手はもう暴れていくしかないのです。34銀、26歩、33桂成、同銀、同銀成、同金、同角成、57桂打、43馬、41飛と進みます。

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 こうなると、馬取りと金取りが残っており、先手が苦戦となります。

 ということで、①46歩、②46銀、③18飛どれも先手失敗です。

 35歩と突くのが時期尚早だったようです。振り飛車党の方は、この変化になったら、きっちり咎めましょう。

 居飛車党の方は、ここからが本番です。では、仕掛ける直前の局面に戻ってみましょう。

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 さかのぼると、35歩の仕掛けが時期尚早だったことになります。

 では、35歩と仕掛けずに、自陣に手を入れる手順を見ていきます。

 前図から、68銀、72銀、79金、94歩、96歩と進みます。

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 先手はエルモ囲いが完成し、次こそ35歩と仕掛けたい局面です。ここで、後手の指す手が意外に難しいのです。

 変化としては、①64歩、②53銀、③71角、④84歩があります。順に解説していきます。

①64歩

 35歩と仕掛けたときの変化で、64角の反撃が消えています。それで居飛車が良くなることは、ここまで読んでいるあなたなら、局面が想像できることでしょう。

②53銀

 この瞬間、後手は33の地点が弱体化しました。もちろん、先手は35歩と仕掛け、同歩、同銀と進みます。

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 ここで、先に紹介した64角44銀のぶつけがあります。

 64角には、46歩と突き、34歩、同銀、46角のときに26飛と浮く手があります。

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 53銀と上がっていることによって、33に利く駒が1枚減っています。19角成ぐらいしかありませんが、33銀成で先手優勢となります。

 では、44銀とぶつけてみましょう。

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 銀は取らずに、34歩と打ちます。

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 同銀は33歩成ですので、45桂と跳ねますが、45桂、44銀、同歩、46歩と突きます。

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 ここでも、64角という手がありますが、38飛、37歩、同桂、27銀、39飛、28銀不成、45桂、39銀成、同金、45歩、33歩成と進みます。

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 快調に攻めて、エルモ囲いが生かされています。先手が優勢です。

 ということで、②53銀には、35歩、同歩、同銀(下図)と進めて先手有利ということでした。

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 先手がエルモ囲いで待っていると、後手は何をやっても35歩から攻め潰されてしまうのでしょうか?

 では、③71角と打って、35歩に備えてみましょう。

③71角

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 35歩、同歩と突き捨てておいて、59金と寄ります。

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 すぐに38飛は24歩と突かれます。後手から有効策がないので、エルモ囲いを強化しておきます。これで、自陣に離れ駒がなくなりました。

 先手からの狙いは、55歩から一歩を入手して34歩です。後手は桂頭の傷を治すことができず、先手有利となります。

 ③71角と受けても、桂頭攻めは防げないのです。

 よかったら、定跡ファイルをダウンロードして並べてみてください!

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 この研究をもって、プロ棋士との対局で④84歩と指されました。

 この手は研究していない・・・

 いえ、未知の変化になっても、既存の知識を使えば対応できるのです。プロ棋士に勝利した将棋を並べてみてください!

 ダウンロードすれば、プロ棋士の誰かが分かりますよ笑。

 最後までご精読ありがとうございました。普段はYouTube公式LINEで将棋の上達に関する情報発信を行っております。

 いずれも、登録していただけると嬉しいです。ではまた、次の投稿でお会いしましょう!

 

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