人間に対しての解像度が低い

 パスカルは人間は成長するほど人に対しての解像度が上がると書いているが、僕の場合、解像度が全くあがらない。他人に関心がない。

 面白い人/つまらない人、という二項しかない。僕はどういう人を面白いと感じるのだろうと考えると、俗物でない人間を面白いと感じるらしい。昨日、よく分からんメンヘラ女と話したが、昔にシャブで死んだ女友達に死んだ後会うために創作をしているから発表したことがない、と言っていて結構面白かった。
 
 僕は人間というものを信用していたんだけれど、もうダメかもしれない。セックスと金と権力の話をするしか能のない蛆虫しかいない。物質主義者は嫌い。詰まらない。俗物。
 知識人と言われているような人間も本当に面白くない。つまらない。俗物。

 人間は卑しい。打算的。30歳の知的障害のおばさんと仲良くなったのだが、全く打算がなくて凄く可愛い。白痴みたいな人が好きだ。人が良すぎて損をするタイプ。損をする人が好きだ。人間は「得したい」でしか動かないので、損をする人というのは希少で面白い。

 人間から「責任」や「罪」という観念を消そうとしたニーチェ哲学やドゥルーズの哲学が平板で薄っぺらいゴミなのは、人間の深さというのは「罪」や「悪」の自覚にあるからだと思う。僕は信仰者が好きだ。真面目に誠実に生きていたら、人間は信仰するに決まっている。悪や虚無の問題を無視しているつまらない人間ばかりなので、日本は宗教が流行らない。

 どいつもこいつも面白くない。唯一話が合う友達も「リアルも変わらないよ」と言っているので、人間ってほとんどの人間が蛆虫なんだと思う。高位の人間に生まれてしまったので、生きづらい。

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げんにび
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