宗教のコペルニクス的転回
「世界はなぜ「ある」のか?:「究極のなぜ?」を追う哲学の旅」という本がある。著者はジャーナリストで、高校生の頃にハイデガーの「形而上学入門」を読んで、そこに書かれている「なぜ一体、存在者があるのか、そして、むしろ無があるのでないのか?」という問いを読んで仰天し、ジャーナリズムの仕事についてから、神学者や物理学者にその問いを問うてきたという。ハイデガー自身については「詩的な神秘主義に陥ってくだらなかった」と書いてあった。昔に読んだ本なのであまり覚えていないが、決定的な答えは出