【第36回東京国際映画祭】パルヴィズ・シャーバズィ監督『ロクサナ』不安定なイランの若者事情
<作品情報>
<作品評価>
70点(100点満点)
オススメ度 ★★★☆☆
<短評>
上村
終盤の急展開までは「なかなかいいな」と思っていましたが、ラストがあまりに投げっぱなしです。それを描くならもっと誠実に向き合ってほしいと感じました。
とはいえユーモアで笑わせてもらいましたし、演出も繊細でとてもいいです。監督の力量は感じます。
全体としてはいい映画だとは思いますが、その展開をするならもっとちゃんとした着地をするべきです。
クマガイ
ある種のロードムービーでしたね。
物語の緩急のバランスがちょうど良い作品だったと感じています。
『タタミ』も然りなんですが、イラン政権に対する皮肉も効いていて、非常にパンチがあったと思います。
ラストシーンはハッピーエンドの暗喩だと信じたいです。
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