コーエン兄弟監督『バートン・フィンク』ホテルで起こる奇妙な出来事
<作品情報>
<作品評価>
70点(100点満点)
オススメ度 ★★★☆☆
<短評>
上村
蚊の音、禿れ落ちる壁紙、海の絵…全てが回収されるわけでもないですが、それぞれの撮り方が独特で不穏でした。ラストの炎のシーンのインパクトたるや…
チャーリー自身があのホテルであり、バートンがあのホテルに足を踏み入れた時点で運命は決まっていたのではないでしょうか。
いくらでも深読み可能で芸術的なシーンもたくさんあります。コーエン兄弟十八番の早口で喋るキャラに笑わせられたし、人種や戦争を背景にしたブラックなユーモアも好みでした。
吉原
難解な作品と言われているが、理屈がわからなくてもある程度は楽しめると思います。最後にどういう事かもっと知りたいと思わせてくれればこの手の映画は成功なのではないでしょうか。
コーエン兄弟の映画は理屈っぽい様でそうでもないものが多いので、理屈っぽい本作は意外性がある作品かもしれません。
展開が読めなかったり、考察が必要だったりする点は非常に興味深いですが、テンポがあまりいいわけではなく、退屈さも感じる作品でした。
<おわりに>
コーエン兄弟ならではの不条理さとユーモアが炸裂した作品ですね。いくらでも深読みできる作品だと思います。
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