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縄文人は孤立して進化した? NHK「日本人とは何者なのか」の学び#2

日本人とは何者なのか - フロンティア - NHK」を観た学び(チャプター2)をシェアしていきます。前回の記事はこちら
チャプター2では、縄文時代について深く掘り下げています。


日本列島とDNA解析

  1. 縄文時代の集団規模

    • 日本列島の初期の人口は1,000人程度だったと推定。

    • その1,000人から現代の1億人に至るまで、独自の遺伝子が継承されてきた。

  2. 縄文遺伝子の分布

    • 地域ごとの縄文遺伝子の割合:

      • 東京:1割

      • 沖縄:3割

      • アイヌ:7割


重要な考古学的発見

  1. 鹿児島・徳之島のウンブキ洞窟(2016年発見)

    • 9,000年前の土器が水中洞窟から発見。

    • 氷河期には陸地だった可能性が高い。

  2. 氷河期と日本列島

    • 約2万年前、北海道は大陸と陸続き。

    • 対馬海峡も移動が容易で、人々が行き来していた。

    • 約18,000年前から氷河期が終わり、海面が上昇し現在の地形に近づいた。


縄文文化の孤立と独自性

  1. 世界の文明と比較

    • 約5,000年前、世界各地で文明が誕生。

    • 一方で、縄文人は約1万年もの間、孤立して独自のDNAと文化を育んだ。

  2. 縄文時代の遺跡と文化

    • 火焔土器

      • 複雑な模様が特徴。思想や精神文化が表現されている。

    • 三内丸山遺跡

      • 多くの土偶が出土。複雑な精神文化の証拠。

    • 礼文島の遺跡

      • ウニ、魚、アザラシなどの骨が見つかり、食生活や生態系との関わりがわかる。


縄文文化の特徴

  • 精神文化の発達

    • 火焔土器や土偶に象徴される思想性。

  • 自然との共生

    • 環境や動物とのつながりが濃厚。


縄文人のDNAと文化は、世界の他の文明と異なる孤立した進化の結果として、日本人のアイデンティティの基礎を築いたと考えらます。

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