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ヨウシュヤマゴボウ おいしそう…。思わず食べちゃいそうな有毒野草

お引越ししました~!!
おうちの掃除に飽きてきたから、周りを散策です。

海も近いけど山とか林もすぐそこ。

歩いているとほら!気になるもの発見!!

農道みたいなところを歩くよ。

ん~~?なにかなってる…。

木?草?中間ぐらい。

紫色の実がなってる!!

背丈ぐらいかな?もう少し高いかも。

きれいな色…。

ブルーベリーみたい!!ぷりぷりしてておいしそう!!

まるでブルーベリー!

これはいいのを見つけたぞ…!
ブルーベリーのパックに入ってたら見分けがつかないぐらいブルーベリーみたい。おいしそう…。

茎の色も透明感があってきれいだなぁ。

食べられるのかなっと。

一個拝借しまして…

ぶちゅっとつぶしてみる。ブドウの汁みたいな色。

匂いはと…。

これは…食べられない!!!しぶいにおいがする!甘味とかなんかそういう匂いを感じない!

でも染色には使えるんじゃないかな?つぶした後も手にはこの色がしっかり残ってたし。

これまた透明感のある茎。

白い茎も!これは花かな?

花だ!

うん。やっぱり花だ!梅の花の形ににてる?

これまた緑と赤っぽい茎のコントラストがきれい。

この花の真ん中の部分だけが残って実になるんやね。

下のほうの茎まで赤紫色。

植物ってちょこちょここういう赤みがかったものがあるよね。こないだのアオゲイトウはちょっとだけど赤っぽかったし。

この子はなかなかいい赤紫してる。

葉っぱまで。

葉っぱもふちの方が赤紫がかってる。

こっちの新しめの葉っぱも。

ただほんとに若い葉っぱは赤みがないみたい。

さてさて。子供との遊びでも使えそうなこの子。匂い的に食べれる感じはしなかったけど、調べるのが楽しみ!


えっっっっ!!!!!毒!?!?

まじで…。あぶなかった…。毒あるやん…。

危険!!有毒植物!!中毒事故多数!!!

なんと有毒。やべぇやべぇ。匂いを嗅ぐので留めといてよかった…。

根 > 葉 >果実 の順で毒が強くて、果実の中の種子は毒性が高いんだって。

もし食べちゃったら、2時間ほど経過後に強い嘔吐や下痢が起こって、食べた量が多いと、瞳孔が開き、強い興奮状態、精神錯乱、さらに中枢神経麻痺から痙攣や意識障害が起こって、最悪の場合には呼吸障害や心臓麻痺を引き起こして死んじゃうんだとか…

幼児の場合は、果実数粒分でも重篤な症状を引き起こすって…

実で遊んで、その指をペロリ…なんてこともあるでこれ…。

山ごぼうとは全く別物!気を付けて!!

ヨウシャ”ヤマゴボウ”だけど、山ごぼうとは全く別物!

食べてるごぼうはキク科なんだって!まぎらわしい!!

ヨウシャヤマゴボウもごぼうみたいに太い根をもってて、
「なんやヤマゴボウやん。た~べよ。」
ってので中毒事故が起こるケースもあるっぽい。

根っこには硝酸カリウムも含まれてるんだって…。こわ。

ただこの根っこ。漢方にもなるらしい。商陸(ショウリク)といって、利尿作用があるんだとか…。昔の人はすごいな。

アメリカでは”インクベリー”とも呼ばれる

アメリカでは、果汁が強い染料で、衣服や皮膚に付くとなかなか落ちないってことで、”インクベリー”なんてよばれてるんだって。

染物をした記事も。

ウールはよく染まるけど、綿なんかは染まりにくいみたい。

花びらに見えたのは実はがく

花びらじゃなくて、”がく”なんだって。あの花びらの下で花びらを支えてるやつ。

きれいだしどっちでもいいんだけど、言われてみればペラペラではなかったかも。

ヨウシュヤマゴボウまとめ

この自然観察日誌を初めて思ったけど、食べられるのも多いんだけど毒があるものも思ったより多いんだよね。

今回のヨウシュヤマゴボウとか知らなかったら子どもとすりつぶしたりして遊んでる可能性もあるもの。

自然で遊ぶのは楽しいけれど、知っておくってほんと大事だなぁ。

最後に

この自然観察日誌のnoteは、そんな自然無知の自分が、最近自然を観察することのおもしろさに気づいたことをきっかけに、その日心に留まったものを観察し、少し調べたものを記録したものです。
誤りもあるかもしれません。その時はぜひやさしく教えてください。

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