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草創肇希
2021年8月19日 18:03
僕はどれだけ好きな人から逃げてきたのだろう。どれだけの時間をふいにして、どれだけの気持ちをうずめてきたのだろう。 心が痛い。心が痛い。 自分に会わせる顔がない、他人に会わせる顔がない。 大好きだったことに面倒だと目を背け、ある事ある事に適当な理由付けて、 夢を見ることを諦め 夢を叶えることを忘れ、私を消して欲しいを幾度となく繰り返しても、まだ剥がれない逃げ足が、私の嫌悪感を逆撫で
2021年6月14日 18:29
私の友達の悠樹は、頭が良かったのです。 彼は全てを単調に感じていました。 彼は多くの事をシンプルに説明する事に長けており、また彼は多くを知っていました。私も彼に多くの事を教わったものです。 他方、悠樹は無限を求めていました。魔法という言葉をしきりに口にし、「無限の魔法の正体を突き詰める為に学んでいるのだ」と言っていました。 私にはその言葉の本意は分かりませんでしたが、彼が何かを強く求め