商品開発支援での出来事
現在受けている経産省の商品開発サポートの仕事で、
ある事業者さんの商品開発をサポートして、晴れて出荷となったのですが・・・
確認をするのを怠りました。
賞味期限の印字を商品にするのは当たり前ですが、
外箱にも賞味期限と商品名の表示が必要です。
これ、当たり前なんですね。
さらに、見積もりを書くときに
「入数」箱に何個入っているか。
「荷姿」箱は合わせになっている場合は2合とか。
を決めて見積もりを出すのですが、
その入数や荷姿は固定でなければいけません。
例えば見積もりに20入り2合で出荷しますと記載したら、
1ケースには20個、バンドなどで2つ縛りにして出荷します。
これを合わせて40個なんだからと片方に15、もう片方に25、はダメなんです。
2合で受け取った取引先がそのまま1ケースづつ2箇所に卸すかもしれないし、
ケースのまま販売するかもしれませんよね。
ダンボールをその商品専用に作るメーカーであればこんな問題はそもそも想定されないのでしょうが、小規模事業者さんだとダンボールは原料が入ってきた箱に入れてとか、何かの箱にとなると見積もり時と違った入数になってしまうことがあるんですね。
また、今回の問題ではないのですが、「入数」を決めるときには発送時のコストも想定しなければいけません。
というのは、宅急便ならばそのケースサイズは何サイズに該当するのか、1cm大きくて100サイズが120サイズ扱いになったらもったいないですよね。
今一番コストがかかるのが送料です、
「送料別でいいんじゃない?」という事業者さんもいますがダメです。
送料別が通るのは生鮮品ぐらいでしょうか、加工品は送料別では扱いずらいです。
原価計算がうまくできないし、今は送料は10%の税だったり、取引先バイヤーの方で商品仕入れには入れられないので経費計上で経理と調整しなければいけないとか、諸処面倒なんですね。
だから、面倒なことまでして仕入れたい!とバイヤーが思うような稀有な商品ならば別ですが、こちらから売り込みして送料別はないですね。
そうすると、パッケージのデザイン時点で発送サイズも頭に入れて商品化をすることが必要ですね。
いうことで、次回はパッケージデザインをする上で加味しなければいけないこと、について書いてみようかと思います。