【イベントレポート】熊本の起業家向けブランディングセミナーを開講しました
熊本市で起業家等の発掘・育成に取り組む熊本市初のスタートアップ支援施設であるXOSS POINT.にて、地方起業家を支援する目的で、ZeBrandによるブランディングセミナーとZeBrandの人気サービスであるコーチセッションの提供をさせていただきました。本記事では、今回実施したセミナーについてご紹介していきます。
ZeBrandは、あらゆる起業家がブランディングを正しく行い、自分らしさを表現できる社会を目指し、ビジネスやブランドの正しい判断を行うための、オールインワンのブランディングプラットフォームを提供しています。ブランディングを行うことで、企業はより一層輝き、長期的に成功することを可能にします。しかし、日本社会におけるブランディングの認知度や実践は他の先進国に比べて低い傾向にあります。ブランディングは大企業やラグジュアリーブランドだけがやるものだと考えている方も多くいらっしゃるのが現状です。さらに、地方の企業になると尚更、ブランディングへの関心が低い傾向があります。今回は、熊本市のスタートアップ支援施設であるXOSS POINT.さんからお声掛けいただき、セミナーを開講することとなりました。
新規ビジネスを立ち上げる方
ブランディングにお困りの方
企業の方向転換に悩んでいる経営者
企業の企画部門で働いている方
を対象に、
「スタートアップ創業時におけるブランディングの重要性」
「ゼロから始めるブランドづくり〜顧客に共感されるブランドになるには〜」
というテーマで、2022年12月と2023年1月に90分程度のセミナーを行いました。
XOSS POINT.
従来の経営相談や創業支援に加えて、新たな市場を開拓し飛躍的な成長を目指す起業家等の発掘・育成に取り組む熊本市初のスタートアップ支援施設です。成長ステージに合わせた支援プログラムや起業家コミュニティの形成を図るなど、熊本市のスタートアップ支援の拠点として、新たなビジネスモデルや新産業創出を目指します。
HP:https://xosspoint.jp/
住所:熊本県熊本市西区春日1丁目14-1 くまもと森都心プラザ2階
登壇者
陣内 真瑶 / ZeBrand Co-founder
2013年3月済々黌高校を卒業。大学卒業後、2018年に株式会社モリサワに入社。入社後すぐに新規事業部門への配属、海外スタートアップ向けブランディングWebサービスを立ち上げ後グローバルマーケティングに従事。2019年10月に同事業でスピンオフ。Co-founderとしてマーケティングからカスタマーサクセス領域までを牽引。現在は、NYのブランディングエージェンシーとパートナーシップを組むモデルの推進、パートナーシップモデルのアカウントマネジメントも併せて担当。
イベント概要
セミナーでは、以下のようなトピックでお話しさせていただきました。
ブランドとは何か(ブランドの歴史&ZeBrandの定義)
ブランディングを始める際のステップ
ブランディングの事例
Q&A
実際にセミナーでお話させていただいた内容を一部ピックアップしてご紹介します。
1. ブランドとは何か
ブランディングを語るにあたって、まずは「ブランド」という言葉が持つ意味の歴史や時代の変化に伴う変遷についてご紹介しました。現代では、多くの意味を包含したブランド作りが必要になっています。ZeBrandでは、ブランディングを「認識されたい姿と実際に認識される姿をポジティブに一致させること」と定義していますが、それを実現させるためには、様々なことを考え、実行する必要が出てきているのです。
2. ブランディングを始める際のステップ
ブランディングに必要なステップは企業が目指すブランディングのゴールやブランディング会社によって異なる部分があります。企業の状態に合わせて進める必要があるものですが、ジェネラルな5つのステップについてご紹介しました。
ブランディングをより良いものにしていくためのステップを知ることによって、ブランディングで具体的に何をするのか不明だった方も何をしていくべきかクリアになったのではないでしょうか。さらに、ZeBrandではブランディングのステップをスタートアップ企業やスモールビジネス向けに凝縮し、3ステップのブランド構築を提供しています。その3ステップは、Define、Design、Deliverのステップになっていて、これらの3つのステップを回し続けることで、その時の環境やオーディエンスの変化に合わせたブランディングやブランド体験の提供を行うことができます。
以下が、ZeBrandが提供するブランディングのプロセスの詳細になります。
Define
実際にどのようなプロダクトや製品をどのような体験で、どのような戦略で提供するかを設計するDesign
Defineで定めた戦略をどのようにビジュアルに落とし込むかを決定するDeliver
ブランドを広げていくためのアセットやガイドラインの作成をするRefine
ブランドの管理、運用を行いながら、実際にユーザーからフィードバックを受け取り、ブランド要素のアップデートや修正を行う
3. ブランディングの事例
実際どんなブランドがどのようなブランディングを行っているのかを複数の事例を用いてご紹介しました。異なるブランドDNAをもった各ブランドが、どのようにそれぞれの「らしさ」を表しているのかについてご説明しました。
セミナーではAppleやNikeの他、Patagoniaやコカ・コーラ、Zapposなど様々な有名企業のユニークなブランディング事例をご紹介し、ブランディングがもたらす企業への価値を認識してもらいました。事例を踏まえることで、「なぜブランディングがあらゆる企業に必要であるのか」ということを理解してもらえたのではないかと思います。
ブランディングについて理解すると、企業の中心にいる人ほど早く、ブランディングがいかに重要であるかを感じ、ブランド構築をし始めなければならないということを実感すると思います。しかしその一方で、ブランディングの経験やリソースがない多くのスタートアップ企業は、なかなかブランディングを始められない状態に陥りがちです。それを解決するのがZeBrandのサービスです。
ZeBrandの提言するブランディングプロセスに基づきながら、提供されるフレームワークへの入力を進めていくだけで、自身のブランドを構築することが可能になっています。また、相場数百万円以上の案件でしか接することができない、と言われるブランドストラテジストと呼ばれる方々とのセッションを受けることも可能です。セッションを通して、ZeBrandのフレームワークに沿ってご自身で整理していただいたブランド要素を壁打ちしたり、よりクリアに磨き上げていくことが可能です。
4. Q&A
セミナー時に出た質問とその答えについてもいくつか以下にご紹介させていただきます。
Q. どういう人がブランディングをやり始めるといいのでしょうか?(どういう人が担当すると進められるのでしょうか?)
A. 創業者や社長を巻き込むとスムーズに進められます。ブランディングには、なぜそもそもそのビジネスを始めたのか、という根本の理由(創業者の想いなど)が大きく関わってきます。そこを強く持つ方がいると、目的を持ったブランディングプロジェクトが始められます。
Q. ブランディングは高いイメージがあるんですが、費用感を教えてもらえますか?
A. ZeBrandは30万円/年で以下の項目が利用可能となっています。
ZeBrandツール利用
担当者による導入サポート
コーチセッション×2回
とにかくまず始めてみたい、という方には手が伸ばしやすく、ご自身のビジネスの状況に合わせて利用が可能となっています。
最後に
セミナーを実施して感じたことは、まだまだブランディングの重要性が広まっていないということです。ブランディングが何か、なぜ企業がやるべきなのかをもっと多くの人や企業に知ってもらいたいと感じました。実際セミナーに参加していただいた方からは、「新しい視点を得ることができた」「ブランディングの重要性を再認識した」といった意見が寄せられ、このようなセミナーを開講することの効果を我々も実感しました。
まだブランディングを始めようと考えていない方でも、少しでもご興味をお持ちになりましたら、ぜひ他の弊社noteの記事も読んでいただけると幸いです。また、ZeBrandのブランディングプラットフォームにご興味をお持ちの方は、ぜひこちらからお問合せください。