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【事例付き🏷】企業はカラーによるブランド認知の影響を学び、カラーを最大限利用すべきというお話。
ブランディングにおける色の重要性
色は、ブランドアイデンティティを定義する上で大きな役割を担っています。Colorcomの調査によると、人は商品を見てから90秒以内に無意識でその商品について判断していることが分かっています。この判断の62%から90%は、色に基づくものです。
「学生の興味を惹こうとする新しい家具ブランド」や「利用者層を広げようとする銀行」など、どのようなビジネスを始めるにしても、ブランディングに適切な色を使うことで、ターゲットの興味を引くことができるかもしれません。この記事では、色彩心理学とは何か、なぜ色がブランディングに重要なのか、適した色を選んで成功しているブランドの事例を交えてまとめてあります。
色彩心理学とは?
色彩心理学とは、色が行動にどのような影響を与えるかを研究する学問です。このテーマは広範囲にわたって研究されています。ブランディングにおいて、色は顧客がブランドをどのように認識し、どのように関わるかに影響を及ぼします。ブランドは色を使って、顧客に特定のメッセージを伝えることができます。
ここで注意しなければならないのは、人はそれぞれの経験や文化に基づき、色に対して主観的な認識を持っている可能性があるということです。しかし、それでもブランディングにおける色に関連したいくつかのポイントは一般化されており、それらはブランディングのための色を選択する前に理解する価値があります。
7つのカラーとそれを使用することに成功したブランド
一部のブランドは、色を非常に重要視しています。CadburysやTiffanyのようなブランドは、ブランディングカラーの色合いを商標登録さえしています。以下に、有名ブランドがどのようにブランディングやマーケティングに色を活用してきたかをまとめました。
1. 赤
赤は興奮やエネルギーを連想させます。また、赤は情熱を示し、心拍数を増加させることが証明されています。赤を使用し、所有しているブランドの最も良い例は、コカ・コーラです。コカ・コーラと赤の関係は、同社がコカ・コーラの入った樽を赤く塗り、輸送中にアルコールの入った樽と区別できるようにしたことから始まったと言われています。
また、ピザハット、マクドナルド、KFCなどのファーストフードブランドでも、赤はよく選ばれる色です。
2. オレンジ
遊び心を連想させるオレンジは、多くのブランドにとって幅広い魅力を持っています。Nickelodeonは、その鮮やかなオレンジ色のロゴなしには考えられません。Home Depotも、店舗の色からブランディングまで、すべてオレンジ色で統一されています。
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3. 黄色
黄色は楽観や約束を連想させます。黄色を使うブランドにはNikonがあり、Nikonは色(黄色と黒)に深い意味を持たせています。ロゴの黄色は拡大を意味し、黒は信頼と品質を表現するという理由で、この2色が選ばれているのです。
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4. 緑
緑は、人々の「好きな色」によく選ばれることのある、明るいイメージの色です。自然、安定、繁栄を表します。さまざまなブランドが、ブランディングに緑を使っています。
Androidはプライマリーカラーの一つとして使用しています。また、緑を使ったブランドと聞いてすぐに思い出されるのはスターバックスです。当初は茶色のロゴでしたが、1987年に創業者の出身地であるカリフォルニアを象徴する緑色に変更されました。スターバックスは、緑色をリラックスした雰囲気としてだけでなく、よりエネルギッシュな店舗を目指して、ビジネス戦略の中核として使用しています。
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5. 青
青は、ブランドに人気のある色の一つです。青は信頼と関連付けられ、自信を持たせるのに役立ちます。また、人を穏やかにさせる色でもあります。
青は金融関係の会社で人気があります。PaypalやVisaはその好例です。TwitterやFacebookなどのソーシャルメディア企業も、ブランディングにブルーを使用しています。ただし、Facebookの場合は、マーク・ザッカーバーグの色覚異常、つまり青が一番よく見えるということが、青色を選んだ理由と言われています。
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6. 白
白は、シンプルさや清潔さ、美徳を表します。用途は広く、ブランドがブランディングの一環として使用することも多いです。
テクノロジー製品によく使われますが、その代表格がアップルです。Appleは、シルバー、白、黒をブランディングに使用していますが、彼らの象徴的な製品とブランディングには、広範囲に白色が使用されています。
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7. 黒
黒は、洗練や規律、高級感を示唆します。多くのブランドで何らかの形で使用されていますが、その中でもプライマリーカラーとして使用しているブランドを見てみましょう。
シャネルは、黒をニュートラルカラーとして使い、商品をアピールすることで、高級感や伝統を示唆しています。また、アディダスやナイキ、プーマなどのスポーツメーカーも、規律や持久力、自信といった価値を伝えるために黒を使用しています。
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ビジネスを始めるにあたって、色彩心理学を研究し、どのような色を使えば正しいメッセージを伝えることができるかを理解することは非常に重要な作業です。ブランドとして選んだ色は、ロゴからウェブサイト、パッケージまで、すべてのチャネルに組み込む必要があります。色を意識することは、他の企業と差別化するための強力な手段であると同時に、独自のブランドアイデンティティを確立するための素晴らしい方法です。
※本記事は英語記事「How Brands Use Colors In Their Branding」を翻訳した記事です。
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