見出し画像

決断とは別の道を断つこと

4年ほど前から毎月、公私共にお世話になっている経営者の方の元へ近況報告に通っています。年齢も二回りほど違いますが、私が不動産業界に行くきっかけを作ってくれた方で、いつも金言をいただいてます。

先日の訪問では私の今後10年の目標や計画を話したところ、まわりくどいと言われ、悩んでいたことをズバッと言い当てられました。夏休み中に整理した目標ですがまだ解像度が粗かったです。

また、今年は別の方に「30代後半あっという間だから残り5年間の計画をもっと明確にした方がいいよ」とも指摘してもらいました。自分では言語化できているつもりでも、いざ相手に伝わるように説明をするとなるとこれが中々難しいものです。

わかりづらい要因は「積み上げ思考」からきていると指摘してもらいました。現時点から「おそらく今の延長で積み上げるとこうなるだろう」の結果で線引きしているため。

日々の積み上げが大切なのは大前提として、目標があるかないかでは向かう先が変わってきます。特に日々の忙しさに飲まれると、脇道に逸れてしまいがち。

目標はたくさんあるのですが、ただそれを追いかけるだけではなく、やらない目標も決断しなければなりません。

道を決めるタイミング。何となく分岐点にきている感じがします。

どんな山を登るのか

5年前とは大きく環境が変わり、現状を踏まえて改めてプランニングする宿題をいただきました。いつまでに、何をするのか。

富士山を登るのか、近所の山を登るのかでは装備や登山計画も変わります。そのために登る山の高さを知り、何が必要かを分解し、ステップに分けていく作業。

一方、山をとりあえず登ってみて、その過程で想像しなかった喜びや困難に出会うこともありますが、これはまた別の話かもしれません。今は明確な言語化にひたすら向き合います。

決断とは何かを断つこと。耳の痛いことを言ってくれる人の存在は貴重です。突拍子な目標ではなく、不動産業界を軸に、自分が人や社会の役に立てることから考えます。

『道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である』二宮尊徳氏の言葉を胸に刻みます。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?