2024年4月期 春ドラマ ゴーストヤンキー

MBS 深夜帯 30分枠 全5話
『ゴーストヤンキー』
ドラマ特区 地方局

柏木悠(超特急)主演 
福澤侑、石川凌雅、小坂涼太郎、寺坂頼我、
高野洸、他

怪我が原因で陸上選手生命が絶たれて、車の前に飛び出したトゲル(柏木悠)が幽霊になってしまい、昭和のヤンキー「わんぱく団」吾郎、順平、チッタと知り合います。(こちらも勿論幽霊です)訳あってずっと成仏出来ない「わんぱく団」のメンバーとの友情、そして敵対する「暴霊族」(ここの副長は「わんぱく団」元メンバーのバーチ)更に悪霊連合組織「怨霊会」の間で揉めながらも、隠された真実に辿り着こうとします。

それ以外にも「わんぱく団」のたまり場の喫茶店のマスター(彼のみ幽霊が見える人間)何かと力になってくれる幽霊たちの自治組織「霊内会」の死長など、心強い味方も出てきます。

トゲルと「わんぱく団」のメンバーの間で、ジェネレーションギャップ&一般人と不良のギャップを乗り越えて、奇妙な友情関係が芽生えてきます。 

絶対わかりあえないと思い込んていたトゲルが、だんだん「わんぱく団」のメンバーに心を開いて、仲良くなっていく様子が、コミカルでほっこり描かれていて、笑いを誘いつつも微笑ましいです。

トゲルに対・幽霊への不思議な力があったり、「暴霊団」に入っていた元「わんぱく団」のバーチが仲間に戻ってきてくれる胸熱展開があったり、死長やマスターとのやりとりも楽しげでいいです。  

「わんぱく団」のメンバーの死因や、マスターにも秘密があり、トゲルは実は仮死状態である事もわかります。
最後には「怨霊会」のボスとの対決が。苦しい戦いの末、何とか勝利して「わんぱく団」は死因が明らかとなり成仏の道へ、トゲルは本体に戻り、生き返ります。
 
何気に別の深夜ドラマとの隙間時間に放送されるのをテレビ誌を見て、視聴してみる事にしましたが、意外とコレ、好きでした。

全5話の短いお話です。正直、いかにも低予算感あふれる演出やセットだったんですが、素朴な手作り感あるドラマです。 
ヤンキーもラスボス以外はユーモラス、憎めない面々です。話もさくさく進むし、単純だけど、思いの外楽しめて、もう少し見たかったかもと思いました。8話くらいあっても良かったなあ。

ヤンキーものの割には殺伐とした要素が少な目、基本コミカルでわちゃわちゃしています。ヤンキー同士なので喧嘩シーンも多いけど、暴力感は抑えめ。ダメ元で見てみた割には楽しかった!横浜銀蝿のオープニングも昭和っぽいヤンキーテイストでピッタリでした。

細かいところは気にせず、ザックリおおらかに楽しんで下さい。特に、柏木悠くん他、出演者のファンの方なら楽しめると思います。


余談ですが、ちょうど柏木悠くん、同時期にテレ東『好きなオトコと別れたい』のイチ役でも出演していて、テレビ誌にインタビュー載っていたのですが、何故か主演のこちらでは無く、イチ役の方でのお話でした。
高野洸さんは、『くるり』『オクトー』『顔に泥を塗る』『放課後カルテ』色々出演なさっていました。オクトー以外は完走したのに、気が付かなかったー!

今気がついたんですが、これ、山田涼介さん主演の『ビリオン×スクール』と同じ脚本家の方だと思います、我人祥太さん。
私は『ビリオン×スクール』は途中で離脱気味だったんです。こっちのが好きだなあ。余計な寒いギャグとか演出とか無かったし。ビリスク好きだった方も見てみて下さい。






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