2024年10月期 秋ドラマ 私たちが恋する理由
テレ朝 土曜日 深夜帯 オシドラサタデー枠
『私たちが恋する理由』
主演/菊池風磨 （timelesz）
バーター出演/七五三掛龍也（TravisJapan）
久間田琳加 山崎紘菜 佳久創 齊藤なぎさ 他
同名コミック原作、コミック序盤のみ既読。
突然ですが、お気に入りのドラマの公式SNSはフォローしておくと色々楽しいです。最終回インライとかやるドラマも少なくないし、こんなものも流れてきます。↓クッソ笑いました、菊池風磨構文です。オシドラサタデー公式、いい仕事します。
第1話見てないようじゃ無理か、第1話はね、見とかないと#私たちが恋する理由
— 【オシドラ公式】『私たちが恋する理由』＆『ホンノウスイッチ』 (@oshidoraEX) October 16, 2024
そんな訳で今期のお楽しみドラマの一つだった『私たちが恋する理由』です。
黒澤（菊池風磨）×葵（久間田琳加）
坂元（七五三掛龍也）×絢香（山崎紘菜）
大島（佳久創）×京（齊藤なぎさ）
の3カップルの恋模様あれこれな物語です。
笑顔を滅多に見せない黒澤が愛犬アキラに向かって満面の笑みを浮かべたり、葵に笑顔を見せるところがとてもいい、破壊力絶大です。菊池風磨と言えばどうしてもバラエティのイメージが強かったんですが、ちゃんとクールなイケメン上司を演じられています。
背が高いコンプレックスの葵を嫌味な背の低い上司（ウエストランド井口）から庇うところから二人の恋が始まります。
2カップル目がシゴテキ年上女性の絢香と、絢香に想いを寄せる8つ年下の坂元くん。
3カップル目がちょっと鈍感で奥手なマッチョな大島とマッチョ好きな京。
最初は30分枠というのもあり、中々バランスよく3カップルにスポットを当てられなかった感じですが、回を追うごとにちゃんとそれぞれ話が進むようになりました。
黒澤と葵はお互いを意識してから確実に距離を縮めて両想いになって、ちょっとしたすれ違いがありつつも恋って楽しいよね、幸せ！みたいな感じです。
絢香と坂元の年の差カップルはちょうど前クールの『青島君はいじわる』みたいなポジションですが、あんな苛々する妄想痛い系では無くて、ナチュラルなので普通に応援したくなる感じです。驚いたのが、二人を演じる山崎さん七五三掛さんは実際の年の差は1つだそうですが、山崎さんがちょっと老け顔（失礼）で七五三掛さんが童顔なので、本当に8つ年の差のカップルに見えてしまいます。七五三掛さんの地でやっているような真っ直ぐで純情な坂元くんの一途なアプローチも中々破壊力絶大です。
大島さんと京はちょっとオマケ的になってしまったけど、恋に不慣れで腰が引けてる大島さんが、一生懸命二人の関係を進めようと頑張る京を好きになっていく過程はちゃんと描かれています。
ラブシーンも深夜帯ドラマにあるあるの過激な描写で興味を引く系では無く、あくまでも恋愛モノとして不自然でない程度のモノなので濃厚ラブシーンが苦手な私でも平気でした。
ちなみに絢香と坂元が一夜を共にして朝を迎えるシーンがあるのですが、最初、ポンコツな私は「あれ？この女性二人のカップル誰っ？！」とか驚きました。
七五三掛さんって山崎さんと比べて小顔に見えます。それも役では常にメガネをかけているから、外して目を閉じていると可憐な寝顔なので女性と見間違えてしまったんです。阿呆でスミマセン。
ここからは枠の話になってしまいますが。
オシドラサタデーはジャニーズアイドル主演枠なので、一応気を使ってかインティマシーコーディネーターをフタッフに加えているのはいい事だと思います。GP帯でも放送可能なこれくらいの恋愛ドラマでも気を使ってくれるんだなと安心しました。（でも基本的にはアイドル枠のドラマだとわかっているのだから、なるべく最初からそういう気遣いが必要でない原作なり脚本を選んでほしいです）
あとドラマに芸人枠はいまや当たり前ですが、個人的にはドラマを見ていてノイズになる程の不自然な入れ方はやめてほしいです。オシドラサタデーはやりすぎるところがあります。今回だと嫌味な上司ウエストランド井口はピッタリだったし一応レギュラーキャストですが、エキストラ的にガンバレルーヤを出したり、別の回に3時のヒロインのカナデを出したり、マジでこれから毎回芸人ゲストが入るのかと思い邪魔だなあと思いました。
それと原作になさそうなサービスシーンを入れがちです。男2〜3人がサウナで恋バナするとか、それが無いと菊池風磨のシャワーシーンとか。まあこれはファンサービスとしてご愛嬌ですが、BL匂わせわちゃわちゃをあざとく入れるのがこれまたオシドラの悪い癖です。決してBL作品を否定しているのでは無く、ウケ狙いの原作改悪をやめてほしいという意味です。
サウナシーンの他にも杢代和人さんと駒木根葵汰さんのイチャイチャ必要あるか？って感じでした。特に駒木根さんは明らかにその役割だけの出演みたいで微妙な気持ちになりました。ジャニーズ枠なのに別のボーイズグループの起用は純粋に驚きました。（「原因は自分にある。」の杢代さん）
個人的にはこういう無駄な尺があるなら3カップルを描くのを使ってほしかったです。
基本的にオシドラサタデー枠は楽しみにしているので、恋愛モノに拘らず面白いドラマをやって欲しいです。
全体的には『私たちが恋する理由』は30分枠で3カップル描かないといけないので、誤解やすれ違いがあっても割とすぐ解消されてストレスフリーでサクサク見られます。
3組の微笑ましいカップルを気持ちよく応援しながら最後まで楽しく見終える事ができました。どのカップルも好感が持てて可愛かったです。
余談 同枠の春ドラマ『東京タワー』で主人公の母親が引っ張り込んだ間男役の古屋呂敏さんが今年二度目のご出演。今回は山崎紘菜さんの元カレのセフレ男で、山崎さんに絡んで七五三掛くんに追っ払われる当て馬ですらない哀しい役でした。クズ男ばっかりで草。もう少し良い役あげて下さい。
そういえば何話目かで『私たちが恋する理由』が終わった直後にホールドの洗濯大名CMが入って、台無しだー！！と思いながらクッソ笑いました。ありがたいスポンサーだとは思います。