2024年4月期 春ドラマ Destiny
テレ朝 ゴールデン帯 ドラマ
『Destiny』
主演/石原さとみ 亀梨和也 田中みな実 他
見ようか迷っていたら、テレビ誌で石原さとみさんが「脚本がものすごく面白いんです」と答えていて、見る事にしました。
よく考えたらキャストが「脚本クッソつまんないんです」とか言う訳が無いんですけど。
一応、ミステリと恋愛の2本立てでストーリーが進んでいきます。個人的にはミステリパートも、恋愛パートもカオリ(田中みな実)の事故死に振り回されすぎてる感じがしました。
汚職事件を調べていた父親の死因や真相にせまっていくとか、現婚約者と元恋人の間で揺れる恋心とか、特別目新しい要素もなく話が続いていきます。
カオリの事があったからかもしれないけど、大学時代の仲良しグループにちょっとこだわり過ぎな気がして、違和感覚えました。
過去の回想で細々エピソードが出てくるんですが、知美(宮澤エマ)はそんなにカオリの事、好きじゃないというか、少なくとも親友と言う程の友情関係には思えないんです。ちょっとウザがってた節すらあります。
そして、カオリは真樹(亀梨和也)が好きだったみたいだから、真樹の恋人の奏(石原さとみ)とは恋敵です。
そもそもカオリ、そんなに性格のいい子に描かれていない、結構自分勝手で甘ったれのワガママなキャラです。
カオリ、真樹、奏、知美、梅田(矢本悠馬)が惰性で仲良しグループで一緒に行動していたけど、それすらカオリのゴリ押しが多かったというか。
それを、やたらと「いい思い出だったよね」「いい仲間だったよね」的なキレイにまとめようとする感じがどうにも嘘っぽいんです。
最終回とか、特に「カオリのおかげでみんなが仲良くなれました」という回想シーンまで追加されて、無理矢理感動しろモードがしんどかったです。
キャストもこんなに「大学生時代」を使われると思っていなかったのかも。
たまたまおすすめに流れてきた亀梨和也さんのYou Tubeで、出演したドラマの撮影裏話を、あれこれ語る動画がありまして、とても面白かったです。
『Destiny』についても色々お話されていたんですが「あの歳で大学生を演じたのは流石にキツイ」みたいな視聴者の声は、亀梨さんご本人にも届いていたようです。
38歳で大学生は流石に大丈夫なの?って監督にきいた話や、若さを演出するため声の抑揚とか、テンション上げたりとか苦労なさったみたいです。
話がそれましたが、ミステリもラブストーリーもそこそこ普通、本当に普通。面白いまでいかないけど、一応毎回引きはちゃんとあって、次回がそれなりに気になる程度です。
でもこのドラマ、視聴率もまあまあ検討していて、TVerのお気に入り登録はヒットの目安となる100万人越え、再生回数も3000万回弱らしいので、ハマる方にはハマるのかも。
石原さとみさん、亀梨和也さんがお好きだったら、見て楽しいと思います。