2024年4月期 春ドラマ ACMA:GAME アクマゲーム

日テレ 日曜夜10時半 ドラマ
『ACMA:GAME アクマゲーム』
間宮祥太朗/主演 田中樹(SixTONES)他

コミック原作(原作:メーブ/作画:恵広史)
前クールの『厨房のありす』が大好きでした。比べて、日曜夜にデスゲーム、憂鬱でしかありません。
事前にテレビ誌を見たら登場人物も多いし、間宮さん田中さんしか知らない、不安でした。

迷ったけど、間宮祥太朗さんは、映画に引っ張りだこの俳優さんだし、SixTONESは詳しくないけど、田中樹くんはMCでよく見ることが多い、ひょうひょうとした感じがメンバーで一番好きでした。だから頑張って見てみようと決意!

初回は10時からの90分拡大版。恐る恐る見始めて、気がついたら終わっていた『アクマゲーム』
結果、毎週日曜が楽しみになる程、大好きなドラマになっていましたw
  
初回などそれなりに死人も出ましたが、基本的に怖くないんですよ『アクマゲーム』。
世界配信予定だから色々配慮したのか、原作が少年マンガ誌だからジュヴナイル向けで、私のようなチキンにも優しい内容なのか、とにかくありがたいです。結構安心して楽しめるんです。 
だから、本格的な怖いデスゲームが見たい方には受けなかったのかな。逆に子供向けで離脱という意見もあったようですね。

99本集めると世界の全てが手に入る「悪魔の鍵」、主人公、織田照朝(間宮祥太朗)は父親から託された悪魔の鍵を持っていて、他の鍵の所持者によりデスゲームに巻き込まれていきます。
照朝を助けてくれるのが、幼馴染の初と悠季、そして悠季の開発したAI「おろち」も一緒です。

『アンチヒーロー』で事務所のメンバーすら覚えきれなかった私ですが『アクマゲーム』では次々現れる鍵の所持者達をちゃんと認識できました。
いきなり全員集合でなかったのと、キャラの描き分けが個性的で分かりやすかったからです。

『アクマゲーム』のゲームは毎回違います。その上、鍵の所持者それぞれが秘密の能力を所持していますが、視聴者には最初は明かされません。ゲームが始まってのお楽しみです。
イマイチ役に立たなそうな能力もあれば、チート級な能力もあり、能力を使用するしないも自由なので、私はもう所持能力の事はあまり考えず楽しむ事にしました。
毎回ゲームが違うので、時には分かりづらい回もありましたが、照朝の心理描写でだいたい説明してくれるし、基本、勝ち負けわかればOKというスタンスで見ていました。

楽しめた一番の理由は、主要キャラが皆、魅力的で殆ど好きになったからです。
照朝は、父親の仇に固執しすぎるのが重たいけど(身内だから無理もないではある)基本、対戦相手の命も大切にする優しい、主人公を担ったいかにも正義感の強い熱い男です。その上、間宮祥太朗ですよ、演技もいけてるイケメンですw

斎藤初、照朝の真逆でクールな感じ、でも時には体を張って照朝に協力したり根は優しい頭脳派。闇落ちしたけど、実は裏切っていなかった展開、おいしいとこ取りです。(闇落ちモードのブラック初くんもカッコよかったし)一番好きなキャラでした。田中樹くんの演技もすごく良かったです。知る限りSixTONESは皆、演技いいんですよね。

悠季ちゃん(古川琴音)は野暮ったい外見だけど、心あたたかな一生懸命で賢い子。オロチのツッコミもイイ。(私でも知ってる声優、花澤香菜さんがオロチ役なのでファンの方は嬉しいですね)

他、ライバルだったのにいつの間にか親身になってくれてる竜星涼演じる潜夜、敵だったのに照朝に好意を持ってしまったアイドル式部紫、最後には命がけで協力してくれた棋士のシッキンさん、いつの間にかシッキンさんのお子さんの面倒見てるユーチューバー、みんな本当にいいんですよ。

ツッコミどころの多いゲーム内容ではあったかもしれませんが、私はキャラの魅力だけでもドラマを楽しめたんです。ゲームに殆どの尺をとっていたから、やっぱりゲームがきちんと楽しめないと、離脱する方がいたのもわかりますが。

予算をしっかりかけられたプロジェクトなせいもあるけど、SNSで毎回、ダイジェストを上げるだけでなく、キャストたちが色々なゲームでわちゃわちゃする尺長目の動画を各話ごとにあげてくれたり、1話目でのサプライズ、非公開で突然、初役の田中樹属する「SixTONES」の楽曲を挿入歌として使用したり、ドラマの作り手側の、視聴者を楽しませようとする姿勢が感じられたのも、個人的には嬉しかったです。(私は別にSixTONESファンでは無いですよ、挿入歌「GONG」は好きですけれど)

結果は思う様に、出せなかったかもしれない。でも、ドラマ作りを(私のワースト候補、某GO HOMEや南くんみたいに)手抜きしないでしっかり全うしたと思います。

たまたま大規模なプロジェクトだから、やたらネットニュースで視聴率の伸び悩みや、原作のメーブ先生の「7話だけは楽しめなかった」と言うポストだけを取り上げて「原作者も苦言を呈した」とか叩かれたりもしていましたが。
基本はメーブ先生も実写化に好意的で、ドラマを毎話楽しみに、何度も見ていると公言なさっていたし、毎話、放送の翌日くらいにドラマ視聴者が楽しめるような「ツッコミ入りイラスト」をXでポストして下さって、私はかなり楽しみでした。

続きが劇場版であるが故に、ドラマだけで完全に完結してくれなかったのはマイナス点だけど、毎週日曜日がとても楽しみだったし、新たに楽しみが出来たと思えばそれも良し。いいドラマでした。
 
今週には劇場版公開をひかえ、「金曜ロードショー」でも2時間特別版の放送があるので、個人的にはとても楽しみにしています。

色々欠点もあるドラマではありますが、怖くない殺伐としていないデスゲーム・ドラマ『アクマゲーム』私は好きだし、キャストが好きでゆるく見られるなら、オススメします。怖いの苦手な方もジュヴナイル向けデスゲームだから安心して見て下さい。

最後に土下座案件です。
織田照朝の父の忠実な部下で、突然海外から戻った照朝にも親身になり、悠季の家族を助けたりもしてくれた橋本じゅんさん演じる岡本龍肝を、最後の最後、最終回まで「顔が何となく怪しい」と言う理由で疑い続けました。ゴメンナサイ!マジで本当に織田家に忠実なただの良いヒトでしたー!!www

余談ですが、メーブ先生ってすごくドラマ版ファンやSixTONESファンにも寄り添ってくれるせいか、何気に人気者ですw
「悪魔ガドと田中樹の対決」イラストをXでポストしたらバズっていました。RPがすごい数流れてきたんですが、ただRTするんじゃなくて皆様どれもが必ず愛あるコメント付きなんですよ。
「メーブ先生が、ツッコミイラストをポストしてくれるなら劇場版アクマゲームを見に行く」というポストも流れて来ましたw
SixTONESの挿入歌をカラオケで歌われたり、楽曲を聴き始めたり、本当にサービス精神旺盛。(ちなみに私も「GONG」は好きになったのでCD買いました。結構ドラマでCD買ってるなあ)

あと、くどいようだけど私は別にスト担じゃありません。ひいきしてませんよ。
ただ本当にSixTONESは演技がいいんですよ。『街並み照らすヤツラ』の正義くん演じた森本慎太郎、『西園寺さんは家事をしない』の楠見くんを演じた松村北斗。勿論『アクマゲーム』の田中樹も。
ドラマ出演どんどんして欲しい!




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?