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このアプリがすごい。Houseparty編

今回のお話

https://www.google.co.jp/amp/s/jp.techcrunch.com/2020/04/21/2020-04-15-houseparty-reports-50m-sign-ups-in-past-month-amid-covid-19-lockdowns/amp/

Housepartyというアプリをご存知でしょうか。
ニュースによると1ヶ月で5,000万DLもされたトークアプリです。

Zoomのようでありながら友達同士のコミュニケーションを目的としていて、最大8名までの仕様となっています。

もちろんコロナで家にいるという前提はあるもののこのアプリの面白さについて考えていきましょう。

フランクさ抜群

この手のテレビ電話アプリで面倒なのってなんでしょうか。
そうです。URLやID/PWなどのルームの共有です。

例えばZoomだとURLとID/PWを共有して入ってもらう。場合によってはホストに許可をもらってからなんて場合もあります。

Housepartyでは、ボタンワンプッシュですぐ入ることが可能となります。
もちろん大前提として友達同士になっているということがありますが。

仕事なら多少の不便は仕方ないとして友達同士の飲み会などでURLなどの共有なんて面倒そのものでしかありません。

そこをワンプッシュでできるようにしたのはとてもUX的にいいことだと思っています。

プロダクトのUXにおいて、ユーザーの行動を簡略化することは、ステップ数の削減などのハードルを無くすことと同義です。

簡略化されることでトラクションが増えてそこからさらに改善策を検討することができます。

シンプルで使われやすい設計になっているのもこのHousepartyの良さの一つです。

入りやすく抜けやすい。秘密の部屋が作れたり、ゲームが遊べたりとオフラインに無い快適さとオンラインになかった会話の流動性を高める仕組みが様々に散りばめられています。

とりわけ、個人的にはゲームがあることが良いと思っています。

海外で人気なゲームであるため、日本ではあまり馴染みのないものの直感的ですぐ慣れることができます。

オンライン飲み会や会議などはオフラインと異なり、誰が誰に対して語りかけているかというのを明確にする必要があります。

オフラインだとなんとなく話しかけた話題に対して誰かが乗ってきたりなんてありますがオンラインではどうも誰に対して話しているかわからない場合もあり、オンライン上の空気も停滞するように思えます。

そこにゲームがあることで皆を巻き込んで楽しく会話ができることでオンライン上でも快適な空気感で楽しめることができます。

オンラインならではの遊び方とオフラインにあった楽しい空気感の醸成が密接に合体したような印象を受けます。

緊急事態宣言が続々と解除されていきますが、人々の心境としては、依然として外出を多少躊躇するかと思います。

ガッツリ遠出して遊んで居酒屋にいってワイワイなんて風景がまだ少し先のようにも感じます。

そんな中でもHousepartyを使ってもう少し落ち着いたら集まりたいねなんて話しながら皆とゲームするのも良きかなと思うさ。

最後に

非常にシンプルなアプリなんですよね。
起動時からカメラが起動されておりすぐ話せる状態にあります。また友達がオンラインになるとすぐ通知が来て、あいつ何してるんだろうなんて気にさせたり。

コア機能がシンプルでハードルを減らすことはUXにとって重要なことの一つだと思います。

いくらユーザーの課題解決に刺さるプロダクトだとしてもハードルが高い(例:購入まで遷移画面数が多いなど)と結局離脱してしまうか、不満が残ります。

その気にさせたらすぐ行動に移せるというレベル感のスピードを実現できるプロダクトがUXとしても強いものだなと感じます。

プロダクトのUXを考慮するうえでいかにコア機能をシンプルにし、ハードルがどこにあるかを見極めた上で改善するかが非常に大切な考えですね。

それでは、また。

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