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歳をとると予防線を張るのが無駄に上手くなる
年齢を重ねることが悪いことばかりだとは思わない。
確かに昔みたいに徹夜で遊んでも平気ではなくなったけど、一応ちゃんとトレーニングしてるから20代半ばの時よりは動ける気もするし、新しいことが頭に入りづらくなったという実感もない。
まあ、後者に関しては元々覚えがよくないからかもしれないけど。
きっとこの先も、自分の衰えとはそこそこ良い感じに折り合いをつけていけると何となく思う。
特に仕事面に関しては、うまくいかなかった時の予防線を幾重にも張るようになったので、若い時より順調に進むようになったことも多々ある気がする。
ただその他の面に関して、特に恋愛や人間関係はそううまくいくわけじゃない。
人を真剣に好きになって、うまくいかなかったら傷つく。
30年も生きていればそれが嫌という程わかる。
知らぬうちに、僕は本気で人を好きになることをやめた。
期待しすぎると怖いし。
友達作りもそうかもしれない。
どこかで、学生時代以上の友達は絶対できないだろうと思っている自分がいる。あの頃以上にいろんなことを共有できる人はもう現れないだろうと。
だから、必要以上に人とは関わらない。
人を好きになることができないのも学生以上時代の友達ができないのも、ひょっとしたら自分が予防線を張ることばかり覚えてしまっているからなのかもしれない。
noteで好きな人への純粋な気持ちを吐露する若者をたまに見かけるけど、僕からするとそのこと自体がすごく羨ましい。
良い恋愛や美しい友情だけではないかもしれないけど、その感情を失わないでほしいなと思う。