バタースコッチとは
次々と新商品が生まれては消えていくコンビニパン界隈。
そんななか、言われて初めて気がつく/言われても気づかないレベルでマイナーチェンジを繰り返しながら居続けるパンたちの姿があった。
その一つがバタースコッチである。
以前から”バタースコッチ”とはなんぞやと思っていたのだが、Wikipediaによると「主に赤砂糖とバターを材料とする菓子の一種」らしい。”特別な存在”でお馴染みのヴェルタースオリジナルにも使われているんだとか。
だがサイトによって作り方は様々。セブンイレブンによるバタースコッチパンの説明はこうだった。
上記によって現在、バタースコッチ=バターシートなの? という新たな謎が浮上している。
とりあえず私なりに定義づけをしておきたいのだが、「バターの風味が強いパン」だとバターロールも入ってきてしまう。なのでとりあえず「バター的な何かが肉眼で確認できるバターの風味が強いパン」ということにしておきたい。
セブンのバタースコッチパンはこの条件を見事にパスしていて、渦巻に沿って剥がすとバターシートが練り込まれているのがはっきりとわかるのだ。
バターの風味と生地の優しい甘さが口の中に広がる。派手さはないものの、だからこそ手が止まらなくなってしまう。軽やかさも相まってあっという間に無くなってしまうのだった。
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私はラベルシールを集めるのが好きでセブンパンの商品シールもコツコツ溜めているのだが、旧バージョンのバタースコッチを食べていたことがこの度証明された。スーパーカップのときもそうだけど、こういうときに役に立ちますねえ。
2017年……思ったより古でびっくりしちゃった。そんな食べてなかった? 途中でも食べていたけどそのときは剥がす途中で破けて貼らなかっただけだよね……?
さすがにさすがにと思って他のページも見てみたら、なんとか1枚発見。期間が開くと仕切り直しで別のページに貼るのよくないな。今回も別ページにしちゃったけど。
食べていない間にも変化はあったと思うが、手持ちの情報だけでいくと
2017年「くるくるバタースコッチ」
2020年「しっとりバタースコッチ」
2023年「バタースコッチ」
ということだった。見た目や質感への言及をしつつ、結局全て削ぎ落とす潔さを感じる。今後の展開が楽しみだ。
ちなみに類似品でこれまた好物のレーズンカスタードだが、意外にも2枚しか貼られていなかった(バタースコッチよりも低カロリーだからこっちのほうが多いと思っていたのだけど……)。
現存していたシールの情報を記して今日のところはここまでとしておきます。
2020年「しっとりレーズンカスタード」
2022年「レーズンカスタード」
引き算の波が来ているのかもしれない。