クリスマスディナー頑張ったから見て
いつもにも増してこの日が来るのが速い気がする。
あれか? 1週間くらい体調不良で寝て過ごしていたからか? それとも年齢に比例して時の流れが速くなるやつ?
まあ、その両方だろうなあと即答しつつ、ピーッピーッと呼ぶ洗濯機の元へと向かう。クリスマスだろうが日曜日だろうが、洗濯物は溜まる。それになんなら今日は普段よりも気合を入れて料理せにゃならんのだ。
メインもサブも作ったことがないレシピ。普段ならちょっとミスってもそこそこヘコむだけで済むが、1年に1度の特別な日、それも普段よりも奮発した食材でやらかしてしまったときには今後その料理を作れなくなるくらいのトラウマが生成されてしまうだろう。
それなら予行演習しておけばいいのだが、それをしないのが私なのだ(ドヤるな)。
失敗したら嫌だなあという気持ちと、それなりになんとかなるっしょという思いが同居しており、そのままずるずると当日を迎えてしまうのである。それに1回作ったら新鮮味薄がれちゃうからね。そういうことです。
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ということで、ただいま食後です。いやー、頑張りました(当社比)。
残念ながら「映え」とかはないのだけど、一応こんな感じでございました。
チキン
物心ついたときから実家のクリスマスイヴでは、ローズマリーチキンとかぼちゃスープが定番である。なのでチキンを焼くならローズマリー一択!
生のローズマリーが売っていなかったので乾燥のをどばどば入れてみたのだけど、ちゃんと香りがついてくれてホッと一安心。しかし漬け込むときに塩をまぶすのを忘れ、焼きあがったあとに慌てて振りかけたのはここだけの秘密……。
ジューシーかつぷりぷりに仕上がったし、オリーブオイルの風味も良かった。手をベタベタにさせて食べるのも、もはや醍醐味みたいなところあるよね。
ちなみに写真だと向かって奥のは丸焼きに見えなくもないが、若鶏のレッグである。でも実際大きくて、食べているのを見ながら「夢があるなあ」などと思った。
オニオンスープ
実家の踏襲、そして私といえば……という意味ならかぼちゃスープにしてもよかった。しかし、クリスマスは母の作ったやつのほうがいいなあ、などというノスタルジックな気分になってしまったのよ。
それに、先日クリスマスファンタジーで飲んだオニオンスープがはちゃめちゃに美味しかったのだ。
極寒のなか飲んだものあるかもしれないが、こんなに美味しくて身も心も暖まるものがあるのか! と思ったくらい。その感覚が忘れられず、こうして作ってみたのだった。根気はいるもののシンプルな材料でできるのもありがたいところ。
しかし、あのときのオニオンスープとはやっぱり違ったな……。深みが足りないというか。あれにはベーコンが入っていたけども、それだけの問題ではないと思う。私のは玉ねぎに刺激がまだ残っていた。頑張ったつもりだったけど、まだ炒め足りなかったかしらん。
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それにしても、なんで私のチキンは手羽元なんだい? と思ったかたもいらっしゃるかもしれない。やっぱり少食なんだな、と何も疑問に感じられていない可能性も大だが、理由は他にもあって……。
そう、4号ホールを半分こするための入念な計画だったのだ。はっはっは、恐れ入ったか!
とはいえ、チキンを手羽元にしたところで普段の食事量と同じなので食べられるのか不安だったが、ぺろりでしたね。特に外側が生クリームたっぷりで多幸感が半端なかった。
ご飯抜けば丸々1個いけるかも、と思わせてくれるこのサイズ感、すごくいいぞ。
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そんな、役目を果たした安心感と気持ちのいいお腹いっぱい加減でふわふわしているイヴの夜でございました。この勢いでサンタさんが夢に出てきてくれないかな……。