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唐揚げを食べに牛丼屋へ



好きだけどなかなか食べないものの1つに唐揚げがある。


自分で揚げるのは大変だし(そもそも自炊しない)、ご飯屋さんの定食は量が多い(小食)。昨今増えている専門店にも興味があるのだが、ご飯屋さんのときと同じような理由で未だ利用したことがない。

コンビニの唐揚げは好きで「からあげクン」のレッドを時折購入する。あの淡泊さや温めなおした時に出る薄い衣のサクサク感も好きなのだが、一口で食べきれないような大きさやジューシーさ、衣多めの食感も大好きな私としては、それらを満たす唐揚げを探さずにはいられなかったのである。


そして、遂に救世主が現れた。吉野家である。


え? 牛丼? 否! なんと、吉野家の中には唐揚げの丼を提供している店舗があるのだ。

私は小食なのもあって牛丼チェーンはすき家派(ミニサイズがある)で、吉野家に行く機会はまず無かった。しかし「から揚げ丼」の存在で私の中の牛丼チェーン勢力図が大きく動いたのである。


から揚げ丼(並盛)は
・から揚げ3個
・千切りキャベツ(ニンジン入り)
・ご飯
・別添えマヨネーズ 

で出来ている。ソースやたれはかかっておらず、シンプルな構成だ。
これがまた、美味しいのである。


から揚げは大きく、一口では食べられない頼もしさ。注文後揚げてくれるという事前情報を聞いていたが、今回伺ったところは揚げる間もないスピードで出てきて少々面食らう。しかし、それでもカリッとした食感で、そしてすぐにシューシーでプリプリなお肉がお目見えした。

この衣のバランスがすごく好き。ゴツゴツとした衣は油っぽくなりがちだが、ここのは爽快な食感と程よいジュワッと感を生み出している。これはからあげクンにはないジャンキーさだ。

その衣に負けないお肉。油ではないジューシーさ、すなわち肉汁が閉じ込められており、しっとりプリプリなのである。衣とお肉の比率が良いからか、大きめ三つでもクドさがない。

そしてお肉にはしっかりと下味が付いている。醬油ベースな味わいが強く、今まで食べた唐揚げの中で上位の濃い味だった。しかし、それでご飯が進むのである。というか、そのための濃い味なのだろうが、食べる前に「下のごはんが余ったらマヨネーズかけようかな」と心配していたのは全くの杞憂だった。

私は普段ご飯をおかずで食べず(薄味のおかずを食べることが多い)、カレーもご飯が最後に残るタイプ(単純にルーが好き)である。しかし、この唐揚げならご飯と親友になれる。ご飯を欲し、ご飯と中和する美味しさを味わうことができた。今回は「ご飯軽め」でお願いしたが、全量だともっとバランスが良いのだろう。

キャベツについて言うのを忘れていたが、これも無くてはならない存在だ。量は多くないものの丼の中で唯一の清涼感を生み出し、景気づけで最初に食べるのも良し、途中で箸休めに食べるも良しである。



唐揚げが食べたくなったら吉野家。
もっとしっかり食べたいあなたは定食もありますよ!(回し者ではない)




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三谷乃亜
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