頼もしき店名にニッコリ
Twitterで時々「かぼちゃ」というワードで検索をかけている。知らないかぼちゃ情報がないかと思って。
しかしそれだけだとアカウント名でヒットしてしまうこともあるため、最近は「かぼちゃ 美味しい」など工夫を凝らすようになった。凝らす、というほどのことでもないけども。
しかしこの2ワードにすることでアカウントによるヒットが減少するだけでなく、少なくとも1人以上が”美味しい”と思ったかぼちゃ商品に出会える可能性が上がる。これはすごい発明である。発明、という(以下略)。
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今日も「かぼちゃ 美味しい」の検索結果を最新順にしてスクロールしていたところ、初めて見るかぼちゃスイーツ専門店とのエンカウントに成功した。
これまで私が知っていた専門店は、世田谷区にある「カボチャ」のみ。
東京とはいえ、かぼちゃのみでお店を作るとは思い切ったな……と思っていたので、唯一無二の存在だろうとばかり思っていた。しかし、思い切ったお店が他にもあったのだ。
かぼちゃは思っていた以上に愛されていた。
いやいや、お前はかぼちゃの何なのか。毎日食べていないくせに。ましてや最近は餡菓子に現を抜かしているではないか……と即座に自分自身へ石を投げているところだが、自然と嬉しくなったのは揺るがない事実なのである。
その店名は「ポティロン」。意味はフランス語で「かぼちゃ」を指す。
世田谷区の「カボチャ」同様の潔さ。
決して”安易”ではない。そのものを冠するのは、相当の自信がないとできないことだから。
どうやら今日は商品が少し残ってしまったらしい。
どこでもドアか、空間移動ができれば飛んで行ったのに。静岡は遠い。東京でも諦めているのに、さらに難易度が高い。
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世田谷区の「カボチャ」だけでも快挙だと思っていたのに、静岡にも「ポティロン」があった。
それならあと1店舗くらいあるんじゃないか?
そんな淡い期待を抱いてもいいんじゃないか……?
ということで検索の舞台をTwitterからGoogleへ移し、「かぼちゃ専門店」とそのものズバリでエンターキーを叩いた。
ポティロンとカボチャに関するサイトが続き、さすがに無いか……と思った頃、新たなワードが検出された。
その名は「Zucca(ズッカ)」。意味は、イタリア語で「かぼちゃ」である。
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カボチャ、ポティロン、ズッカ。
「かぼちゃ」という名の専門店が、把握しているだけでも全国に三つあるということに、もはや嬉しさよりも安心感を覚えている私がいる。
行ける・行けないはこの際どちらでもいい。この事実を噛みしめるだけで満足している節はある。
(誰か、三谷の代わりに行ってくれてもいいんだぜ……?)