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オレはムクホークと旅に出た



ポケモンのダイヤモンド・パールのリメイク版が今日発売されたらしい。

昼過ぎに友人から送られてきたLINEでポッチャマのスタンプを見て『そういえばもうすぐ発売されるんだっけ』と思い出したが、まさか今日だったとは。確かに「発売記念ということで」スタンプを買ったと言っていたが、今年発売という大きなくくりだと思って流していたよ! 当日だったんだね!(ごめん)


通称「ダイパ」は、私が唯一プレイしたポケモンシリーズである(ちなみにダイヤモンドの方)。ダンジョン系も一つ持っていたが、序盤で離脱した。それを考えると、唯一ほぼ最後まで進められたタイトルだと言ってよいだろう。「ほぼ」というあたり、無駄に正直なところが出ているが、最後の四天王戦でどうにもならず挫折。それからしばらくして再挑戦したが、よせばいいのに初期化してスタートを切ったところ、四天王戦の手前で進めなくなり、そのいたたまれなさに再々挑戦をすることはなかったという……。


しかし、ポケモンたちと共に続けた旅は、今でも良い思い出として記憶に残っている。ポケモンゲームの話題になると、私はほとんどの確率でダイパの武勇伝を披露すると言っても過言ではない。他の思い出がないという説もあるが、それについては触れないことにする。


初めて踏み入れたポケモンの世界で仲間たちとの大冒険を楽しんだわけだが、実のところ、生涯の相棒に認定したムクホーク(ムックル)と最初に選んだよしみでパーティーに入れ続けたエンペルト(ポッチャマ)の記憶しかない。あとは挫折した箇所。

ムクホークは、序盤の草むらでムックルのときに出会って以来、共に歩み、共に成長してきた。あんなに丸っこくて可愛いムックルが、いつの間にかシュッとして鋭い目つきがカッコよいムクホークになっていたのは感慨深いものがあった。おそらく、ムクホークに固執しなければ四天王戦もどうにかなったのかもしれないが、それでも譲れないものがあったのだろう。私って昔から「推し」を見出すタイプだったんだな……。


こうやって思い出すことによって、リメイク版に興味が湧いてきているが、二の足を踏んでいる。ムクホークと再び旅には出たい気持ちはあるが、あのときのムクホークには出会えない、という切なさはどうしたらよいのだろうか。そこを克服したとしても、結局ムクホークゴリ押し戦法になりそうな未来を想像していたたまれなくなっている私はなんなのか。



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三谷乃亜
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