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エッセイ

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日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
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2025年2月の記事一覧

食べるより育てるほうがメインになっていた

豆苗と大根の葉を、続けて台所で育てた。緑があるっていいなと思った。 *** 私には緑の指が無いので、家庭菜園はもちろん観葉植物やお花の類とも疎遠で過ごしてきた。花瓶にさすタイプの花に関しては緑の指は関係ない気もするが、お花を買うお金があればスイーツやグッズ等を買ってしまうし、枯れてしまった後の片づけを考えるとなかなか手が出ない。 しかし、花は心を満たしてくれる。スイーツも同様だが、食べものは短期集中型であり、余韻はあるにしても「また食べたい」という渇望も同時に生まれる。

コメダのバナナジュース、めっちゃバナナ

「冬限定のココアみたいなドリンクがある」という母からの情報を元にコメダへ行ったのだが、すでに終わっていた。1月中旬までだったみたいだね。 なので、バナナジュースを飲みました。 *** コメダでは初のバナナジュース。供されたときに胸が高鳴ったのは、前々から気になっていたメニューと対面できたからか、それとも容器のサイズが予想以上に大きかったからか。 「ケチらずにたっぷり使ってます!」という味がする。もったり感にもそれが出ていて、それでいてストローで飲みにくいほどドロドロで

読んだら散歩に行きたくなった

その本を読んでいたら、居ても立っても居られなくなった。 よし、私も散歩に出よう。 *** 健康やダイエットの本ではない。北大路公子さんの新著『キミコのよろよろ養生日記』である。 乳がんを患った北大路さんが、治療の過程で失ってしまった体力を取り戻すべく奮闘する日々を描いた1冊。背景は重たいが、文章はこれまでと変わらぬ”ゆるっ”とした軽快さで、まだ半分も読んでいないのにすでに何度もふき出してしまっている。 そう、まだ全然読了していない。散歩が登場するのは、北大路さんがが

『ポトスライムの舟』を読んで

先日、慣れない読書感想文を恐る恐る投稿したのだが、スキもコメントもいただけてすごくハッピーな気持ちになった。温かく出迎えてくださってありがとうございました。 それと同時に、やはり本に関心が高いかたが多いんだなあ、本いっぱい読んでですごいなあ、とこれまた初心者丸出しの感想を抱く。コメントでおすすめいただいた本も、もちろん私は未読だった。背表紙は見た記憶はあったけどね!(自慢にならないよ?)。 エッセイに比べて小説は読むハードルが高い。しかしお寄せいただいたコメントを拝見して

ペットボトルが開けられない

よく物を落とすのが地味に困りごとだったりする。失くす、という意味ではなく、掴んでいるものが勝手に離れて空中に投げ出されてしまうのである。 昔から握力はそんなに無い上、前職場の人に「意外と大雑把ですね(大意)」と言われたこともあるので、無理な取り出しかたや持ちかたをしているのだろう、と思っていた。面倒だと思うことが実は大切である、という話をTwitterで見たことがあるし、気をつけないと……と反省する日々である(なかなか直らない)。 しかし、それにしても最近落としすぎな気が