重い槍で刺したろか(後編)
続き
はっきり言って意味が分からなさ過ぎたので、昨日ナジャにこの案件はなしということでいいか?と直球で追撃メールを送った。
そしたら1分で返ってきた。
「お疲れ様です。マツコさんに聞いたところ、今回は無しでいいとのことです。」
いやいやいやいやいやいやいや
え?
もっとさ、言うことない?って思った私が間違っているのだろうか?
そもそも事情を聞いてきたのはナジャのほうで、それに対して懇切丁寧に状況説明したのに、それに対して一切触れてこないのはなぜ?
というか、それを踏まえてマツコに連絡とかした?普通するよな?
「なんかzarinamoさんがこんなん言うてます~」って事実確認とかしない?
で、したとしたら、マツコからだいぶ遅いけど謝罪がくるとか、ナジャが代わりに気遣いのメール送ってくるとか、何かしらのケアしない?
というかそもそもマツコは何を考えてるの?去年のことなかったことになってるの?どういうおつもりなの?
今回の件があるまで正直私もマツコのことなど忘れていましたが、本当に嫌な気持ちになった。
やっぱり思いやりって大事だよなあ、と。
一人でやってる仕事でも、必ず誰かの役に立っていたり、誰かがそれを求めていたり、喜んでいたり、嫌な思いをしたりしているわけで。
そんなすべてを思いやることが、とっても大切なんだなと改めて実感した。
私は、どれだけレベルが上がっても、剣でも弓でもなく「重い槍」を装備し、大事に携えていきたいと思う。
陰湿な私は、ナジャへのいろんなもやもやを詰め込んだ大長編メールを作成したものの、送信する前に読み返してみたら「お待ちしていた」が「お豆していた」になっていたので、なんかどうでもよくなって、削除ボタンを押していた。
お豆のおかげで思いやりを保てた。
ありがとう、いや、ありが豆。