父親という選択
塾講師のバイトをしていたら、なんか天職かと思い、大学卒業後も塾講師になってしまい、2年後になんか校長になりました。
入れ替わりの激しい塾業界では若い社員を校長に抜擢するのはよくあることです。
数学科の教科長にも推され、校舎としての成績向上率はトップ。なんだか私は天狗でした。
しかし、その時すでに私には妻がいて、息子がいました。
小学校教員でもある妻は責任感が強く、初めてにもかかわらず立派なママでした。
とかく赤ちゃんにもかかわらずブレなく叱る姿は凄みを感じました。
ですが、そんなメンタル強そうな母親でも1人はやっぱりきついよね。
父親は早朝しかいないんだもん。
ゴミ出ししかしないとかもう…ねぇ…。
家族を犠牲にしてこれから幹部職まで出世街道ゴーーーが後々は家族のためになる…のか
今を大切にして塾講師という超ブラック会社から足を洗うのか、妻のストレスが限界に差し掛かったころ決断の時はくる…
私は家族を選びました。
その時抱えていた200名の生徒にごめんなさいと伝えて、特に受験生には夏の天王山!と言われる時期に去って行きました。
こんなに多くの生徒やその保護者、ざっと考えると600名くらい?に「この時期に辞めるのかよ?責任感ないのかよ?」と思わせたでしょう。
だけど、最も近しい人を幸せにできず、ごまかして他多数を幸せにしたところでそれは正しいのか?
「あの先生さいこー」とか言われても喜べますか?
正直つまらない仕事だけど、毎日家族は笑ってくれる。
私はより多くの人を幸せにする!
よりも
最も近しい人をなるべく長年幸せにすることからしか、できない小さい人間です。
だれか、私に「それで良かったんだよ」って言ってくれないかな?笑
犯罪おかすよりもきついですよ、教育業界から去るっていう選択は。
重たい記事はこれっきりです!!笑
次回からは…楽しく!がモットー!( ̄ー ̄)