選挙と人事評価

選挙活動


選挙が近くなったからか、駅前に候補者が立っていることが増えた。
「いってらっしゃいませ」とか愛想を振りまいている。
殆どの候補者のホンネは議員になり、高い歳費をもらいたいだけなのだろうが…

選挙って色んな面で本当に疑問だ。
程度の差はあるが「よろしくおねがいします」と連呼して、何となく印象良くして、顔見世して、ウケのいいことを言えば当選する。
投票前に、選挙前の経歴はなぞることは一定数いるかもしれない。
しかしその当選した後、その議員がどんな活動をしているかほとんどの人が検証をしていない。

印象

ボクの結論として、多くの人がこの「印象」にとらわれ、騙されやすいのだと思う。
本当に当選した議員が、印象通り誠実で国のことをしっかり考えて仕事をするなら、この国はこんなに経済が停滞しているはずはない。
「何となく」で選び「何となく」人選を失敗する。これを繰り返し国はどんどん悪くなる。

人事評価

これまでの会社員生活においても、評価が結局は印象によって左右されている部分は多いと私は感じる。
実際に仕事ができる。やっている。という事実。
それより仕事ができそう。やっていそう。という印象で仕事が任せられる。役職が与えられる。
そして、成果が出せていなくても「それっぽくやっていそう」な人だと何らかの考慮をして貰えたり。

ボクは特に、仕事ができなそう。というレッテルをとことん貼られた経験がある。
悪い印象を貼られると非常にそこから茨の道になるし、良い印象だと逆になる。
厳しいが、これが現実なのだと思う。
人は見た目が全てというような趣旨の本が売れたが、パッと見の印象が9割程度なのだと思う。

印象との付き合い方

ボクは「へっぽこぴーリーマン書紀」に書いたように、面接では好印象を与えることが多かった。
しかし、組織に入ったあと悪い印象ギャップを与えてしまう。これで失敗していた。

良い印象を与え継続的にお付き合いしていきたいと思うのなら、一貫性を持たせないといけない。
そうなると、やはり相手が何を考えているのか。理解を続け、行動で「良いフィードバック」を継続して行っていかなければならない。
これが実力をつけるということだと思う。
議員と違って、多くの人は印象だけで逃げ切れはしない。
良い印象を与えるテクニックだけに走るのでなく、アウトプットの質を高めていくことが重要なのは間違いないだろう。

逆に印象の受け手として騙されないためには、相手がどう映るかでなく、自分との関わりの中で何をしたか。
アウトプット・行動だけに着目する。
そうすれば、印象だけで騙されることはないしその人の本質を見ることができると思う。


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