ざん

中日ドラゴンズをこよなく愛するしがない野球ファン

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中日ドラゴンズをこよなく愛するしがない野球ファン

最近の記事

俺たちの誇り、ダヤン・ビシエド。

はじめに 春は出逢いと別れの季節とはよく言うが、我々プロ野球ファンにとっては秋にも同様の感情を抱くことだろう。真新しいユニフォームで少しぎこちなく笑みを浮かべる新入団選手に期待を寄せる日や、チーム或いはプロ野球の舞台から去る選手たちとの別れを惜しむ日もある。その中でも長年チームを支えてくれたスター選手の退団は、野球ファンにとって何よりも辛いものだろう。そしてこの秋、私たちドラゴンズファンには例年以上に冷たい風が吹き付けようとしている。  野球を愛する全ての皆様こんにちは

    • 中日ドラゴンズ通信簿'24前期

      はじめに日本の夏、蝉の声。 今、静かにして木の下に宿れるなり。 我が心、その宿れるなりと同じき安き心にある──  この風変わりな歌が詠まれて早7年、世の中は変わり続けるが誕生から90年を迎えるプロ野球の人気は未だ不変である。オールスターゲームを終え、ペナントレースも佳境に入るこの時期は気温に比例するかの如くファンも熱くなるものだ。一方で、残念なことに優勝争いから徐々に引き離されるチームも増えてくる。そしてお察しの通り名古屋では、独特のへばり付くような暑さと反比例した

      • 中日ドラゴンズ君 優勝への道しるべ

        はじめに 大谷翔平が高校卒業と同時にMLBへ挑戦することを表明し、北海道日本ハムファイターズがそれに待ったを掛ける形で1巡目指名を敢行したドラフト会議から早12年。当時入団の決め手となったのが「大谷翔平君 夢への道しるべ」と題されたプレゼン資料である。その後の活躍は言うまでもないが、この12年間"優勝"という名の夢を全く叶えられていないチームが名古屋にあるのだった。  野球を愛する全ての皆さんこんにちは。ざんと申します。普段はTwitter(現x)にて中日ドラゴンズを中心に

        • 立浪和義監督は何故叩かれてしまうのか【後編】

          ※この記事は後編になります。前編をお読みでない方はこちらからどうぞ。 ハーフタイム野球にはないだろう、という声が聞こえてきそうだ。5回裏終了後のグラウンド整備と言った方がより野球記事らしいだろうか。 本題に入る前に筆者から御礼を申し上げたい。前編は初投稿ながら、想像以上の反響を頂くことができた。読者の皆さんには感謝しても仕切れない。それと同時に、後編まで書き切る責任というものも生まれた。野球観戦において最も白けるのは惨敗ではなく、降雨打ち切りによるノーゲームだろう。この試

        俺たちの誇り、ダヤン・ビシエド。

          立浪和義監督は何故叩かれてしまうのか【前編】

          はじめに「今、最も深く最も長い低迷期に陥っているプロ野球チームは?」と問われて中日ドラゴンズを挙げないプロ野球ファンはそういないだろう。筆者はかれこれ15年以上ドラゴンズを応援し続ける生粋のドラゴンズファンと自負しているが、この件に関して否定できるだけの材料を残念ながら持ち合わせていない。 初めまして、ざんと申します。普段はTwitter(現X)にて中日ドラゴンズをはじめとしたプロ野球、MLBなど野球関連の話題について呟いています。 さて、立浪政権下でのシーズンも3年目に

          立浪和義監督は何故叩かれてしまうのか【前編】