赤ちゃん撮影にぴったりなレンズとは& XF16mmF1.4 R WR レビュー
はじめに
もともとカメラが好きで、X-T30 IIというミラーレスカメラとXF35mm F2というレンズを使っていましたが、第一子の誕生をきっかけとして機材の見直しを行い、今ではXH2SとXF16mm F1.4 R WR(以下XF16mmと略します)をメインの機材として、日々写真を撮っています。
レンズ購入から半年ほど経過しレンズの使い方にも慣れてきたところで、赤ちゃん(生後1日〜6ヶ月)撮影用という観点から、XF16mmをレビューしたいと思います。
また、今回の記事の裏テーマとして、XF16mmのレビューにとどまらず、赤ちゃんを撮るためのレンズの選び方についても個人的な意見を述べていきたいと思いますので、富士フイルムユーザー以外の方(特にこれから赤ちゃんを迎えようとしている方!)も是非ご一読ください。
よかった点①換算24mmという画角
新生児期の赤ちゃん写真の多くは「誰かに抱っこされている写真」か「寝ている写真」で、いずれも室内で撮られます。
お家の大きさにもよりますが、標準(50mm)以上望遠気味になってくると、赤ちゃんの体全体を引きで写すことが難しくなってきます。
私の場合、赤ちゃんが産まれてすぐの頃は、XF35mm F2という換算53mmのレンズを使っていましたが、部屋が狭くて後ろに下がれないということが多く、顔面どアップの写真を量産していました笑
XF16mmは換算24mmですので、狭い室内でも赤ちゃんの体全体を写すことができます。
また、被写体との距離というのも大事な要素で、換算35mm程度までであれば、親戚や友人に赤ちゃんを抱っこしてもらっている間も、手の届く範囲で写真が撮れます。
①赤ちゃん+αの被写体を余裕を持って取り込める画角②撮影中も赤ちゃんに手が届く距離感という二つの要素から、個人的には換算24mm〜35mmあたりが赤ちゃん撮りにちょうど良い画角なのではないかと思います。
よかった点②室内撮影に最適なf1.4
よかった点①でも述べました通り、赤ちゃん撮影のほとんどは屋内で行われます。
F値が低いことで、暗い部屋でもシャッタースピードを遅くせずに綺麗に赤ちゃんが撮れます。F値が低いことでボケを生かした柔らかな描写を楽しめるのもメリットです。
以前、RX100m7という高級コンデジを使っていたことがあるのですが、
センサーサイズが小さくF値が大きかったため室内ではISO感度が高くなってしまい、ノイズが目立つというデメリットがありました。
赤ちゃんをお迎えするにあたって初めてカメラやレンズを買う場合であれば、センサーサイズは大きいカメラ(APS-Cやフルサイズ)にF値が小さい単焦点レンズを組み合わせるのが断然おすすめです。
よかった点③最短撮影距離15cm
こちらはXF16mmならではのよかった点ですが、とにかく寄れます。
一般的に広角レンズはボケが少ないと言われていますが、寄ることでボケを楽しめますし、広角レンズ特有のパース(遠近感)を使って、赤ちゃんの体のパーツを大きく見せるような撮影もできるので楽しいです。
よかった点④動画撮影にもぴったりな画角
24mmというと、一般的なスマホカメラの画角なので、スマホカメラの感覚で動画を撮れるのが気に入っています。
私が使っているカメラ(XH2S)では、6.2Kの動画が撮れるため、少し広めに動画を撮っておいて、後から編集で使いたい部分をクロップするといった使い方もできて便利です。
終わりに
富士フイルムのレンズというと、XF35mm f1.4 R がよく神レンズとして紹介されますが、赤ちゃん撮影においてはXF16mm f1.4 R WRを個人的神レンズとしたいと思います笑
新品価格は12万円ほどと高いですが、中古であれば7万円台で手に入る割安感も良いです。
本レンズの購入を検討されている方や、これから赤ちゃんを迎える方でカメラ、
レンズ選びに困っている方の参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?