Vol.3 ヒキ→ヨリのカットで注目を表現する【YoutuberじゃなくてもVlogをはじめよう】
1.はじめに
前回の記事では、vlog作成にあたって、AロールとBロールを意識すると良いというお話をしました。
今回はカット編集の意義について説明した上で、
私がよく使う「ヒキ→ヨリ」のカット編集について紹介します。
2.カット編集の意義
Vlogの完成度を高めるためにはカット編集が必須となります。
理由は2つあります。
①無駄な尺を間引くことで映像が冗長になることを防ぐ
②動画編集者として何らかの意図を表現する
上記2つの理由のため、カット編集が必要になります。それぞれ説明します。
3.カット編集の意義①無駄な尺のカット
Vlogは日常の記録ですから、撮った映像のほとんどは取るに足らない、
言ってしまえばつまらない映像となります。
そういったつまらない動画をそのまま繋げてしまうと動画の尺はどんどん長くなっていきますし、見る側もしんどくなってきます。
そこで、無駄な尺のカットが必要となります。
「子供と公園に行ってくるvlog」を例に考えてみますと、
・同じ遊具で繰り返し遊んでいる時間
・無言・無表情で何かを見つめている時間
・何かを伝えようとするが言葉が出ず、口篭っている時間
などがカットすべき部分となります。
こういった「繰り返しのカット」や「何も起きないカット」は遠慮なくカットしましょう。
4.カット編集の意義②意図の表現
カット割の意義の二つ目は、動画編集者の意図の表現です。
Vlogでは台本やストーリーといったものはありませんので、
撮った映像は基本的にただの「記録」になります。
しかしながら、カットを工夫することで動画編集者の意図を表現することができます。
5.ヒキ→ヨリのカットで注目を表現する。
今回は、私がよく使う「ヒキ→ヨリ」のカット編集について紹介します。
まずは下記例1をご覧ください。
例1)食事をする子供
カット1は子供が食事をしていることがわかる「ヒキ」の映像になっています。
それに対し、カット2は子供の表情がよくわかる「ヨリ」の映像です。
カットを分けることで、「子供の表情に注目してほしい」という意図を表現できます。
例2)腕相撲する男性
こちらの例では、顔ではなく腕に注目しています。
滴る汗などを写すことで、勝負の緊張感なども表現できそうです。
このように、非常に単純ではありながらもカットを工夫することで、
動画編集者がみてほしいもの(例1では子供の表情、例2では腕や滴る汗)
に注目させることができます。是非試してみてください。
6.まとめ
・映像が冗長になることを防ぎ、編集者の意図を表現するために、
カット編集が有用である。
・ヒキ→ヨリのカットで「注目」を表現できる。
以上になります。
もしこの記事が役に立ったという方は「スキ」していただけますと幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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