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【となりの億万長者】お金持ちになるための7つの法則

こんにちは。ざくろです。

今日は「読書レビュー」です。

ご存じの方も多いと思います。
アメリカの名著・ロングセラーの「となりの億万長者」です。
読んだ感想・その中で書かれている「お金持ちの7つの法則」をまとめてみました。

タイトルに「億万長者」とあると自分から遠い話のように感じますが、この本では短期で一攫千金を狙ったり、お金持ちの家に生まれるなどの再現性のない法則ではありません。

時間をかけてじっくりと確実にお金持ちを目指す法則。この本の法則に従えば、誰もが「小金持ち」になれる。そんな内容です。
努力して成功を掴みたい人には参考になるかと思います。


となりの億万長者とは

「となりの億万長者」という本は

アメリカ富裕層研究第一人者であるスタンリー博士とダンゴ博士が、1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査し「億万長者」の実態を明らかにした本

であり、膨大な統計データを元にしています。
つまり、たった一人の幸運な成功者の特徴ではなく、妥当性・普遍性のある内容です。

まず、ここでいう億万長者とは1億円以上の資産を持っている資産家のこと。この本はその中でも1億~10億の資産を持つ人に焦点を当てています。この位の資産であればなんとか一代で築けるレベルなのだそうです。

そんな億万長者は、実は私たちの周りにも多く存在しています。

「となりの億万長者」という本のタイトルには、なぜ「となりの」とついているのか。
それは、「億万長者は高級住宅街に住んでいる」のではなく、「私たちのすぐとなりに住んでいる」からです。

その理由も、7つの法則を読めばわかってくるかと思います。


億万長者の法則1.彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する

本物の億万長者は、どんな人間で、普通の人々とはどこが違うのか。

まず億万長者にインタビューをしようと思った際、博士は高級住宅街に住む人々を対象に調査を行いました。しかし、豪華な屋敷に住み、高級車に乗っている人たちは実際にはあまり資産を持っていないことがわかりました。

大抵の人がまず、「資産」について間違った考えを抱いています。

「資産」は「所得」と同じではない。毎年高い収入を得ても、それを全部使ってしまえば金は貯まらない。いい暮らしをしているだけだ。資産は貯めるものであって使うものではない。

確かにそうですよね。

例えば、年収1億円の事業家がいたとします。その事業家が稼いだ1億円を毎年使い切ってしまっていたとしたら。
毎年貯まる資産はありません。
もしこの事業家が1億円を稼げなくなってしまったとき、資産がなければ生活水準を落とすしかない。今まで通り毎年1億円使うような生活を続けてしまえば破産です。

金額が大きいので、もう少し実態に合った金額で考えてみましょう。

月給30万円の会社員が毎月25万円で生活していたとしたら、毎月5万円貯金できます。年間で考えると、60万円の貯金です。
普通に考えればこれだけでも十分な貯蓄です。収入の15%以上を貯金に回せています。

ただ億万長者の中には、毎月100万円稼いで、毎月15万円で生活するような人も多いのです。
この人の場合は毎月85万円、年間で考えれば1020万円貯金できることになります。これを10年続ければ億万長者ですし、貯金を毎年4%で運用できれば8~9年で億万長者です。

「いやいやせっかくお金を稼いでそんなにケチな生活したくないよ!」

と思う方も多いでしょう。
そんな方は、収入を増やしていく必要があります。

「収入よりはるかに低い支出」の「はるかに」というのは、収入と支出の差を表しています。

毎月300万円稼ぎ、毎月100万円で生活する人であれば、毎月200万円の貯蓄ができ、年間2400万円貯金できます。
資産運用すれば4年で億万長者達成です。

お金持ちになるのに稼ぐ力・支出を減らす力が大事であることがわかりますね。

ちなみにこの本、この法則1が内容量の約30%を占めます。そしてその後の法則でも度々、前提の話としてこの「倹約」が出てきます。
このことから、この本は節約の大切さを説くためによく紹介されるのだと思います。地味で倹約な生活が億万長者への近道です。
時間をかけて、じっくりコツコツと。誰にでもできること。誰もが確実に小金持ちになれる法則。だけど、それが一番難しいのかもしれません。

人は食べ物や飲み物の嗜好、スーツや時計など身に着けるもの、車などで相手を判断するきらいがある。優秀な人は洗練された好みを身に着けていると決めてかかっている。しかし、金を貯めて金持ちになるよりも、ものを買う方がずっと簡単だ。考えて見れば、時間と金をかけて趣味のよいものを身につければ、その分、金が貯まらないのは理の当然というもの。
金持ちの特徴を3つの言葉で言い表せば、倹約、倹約、倹約。


億万長者の法則2.彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。


皆さんは毎月どのくらい、家計管理や投資計画に時間をかけているでしょうか。
調査によると

蓄財劣等生は、金持ちになりたい気持ちがあっても守りの姿勢ができあがっていない。お金を使う前に、時間をかけてきちんと計画を立て、予算を組み、出費をコントロールしなければ金は貯まらない。蓄財劣等生は、遊びに使う時間の3分の1も資産運用計画を練るためには使わない。
蓄財優等生は蓄財劣等生の2倍の時間を資産運用のためにかけている。

蓄財優等生は、株式・不動産・年金など税金の支払いが繰り延べでき、将来資産価値の上がる可能性のあるものに投資をする。
それにひきかえ劣等生は自動車など時間が経つにつれ価値の下がるものにばかりお金を投じる。

そうです。
ここでいう蓄財優等生は億万長者、蓄財劣等生は稼いだお金を使ってしまう人のことを指します。

確かに、何もせずある日突然、億万長者になれることなんてないのは当たり前ですよね。
蓄財劣等生の場合、資産運用の専門家に相談する時間、信頼できる会計士や弁護士、投資顧問を探す時間、資産運用のセミナーに参加する時間などが、優等生に比べはるかに少ないそうです。

こういった時間はお金持ちに近づくための努力の時間です。その点は、この記事を読んでいただいている方は安心なんじゃないでしょうか。
まさにお金持ちの法則を学んで参考にしようと思っている方が読んでくださっていると思います。時間、エネルギーをお金の勉強に割いている状態ですね。

また、こんな法則もわかっています。

高級車や高価な服などの贅沢品に使うお金と、資産運用計画に使う時間は反比例する

蓄財劣等生は贅沢な車やお金に多額のお金を使います。買い物にはお金もかかるし、時間もかかる。
億万長者は蓄財劣等生が買い物にかけている時間を、投資にかけていることで資産を築いているのです。

私は、この法則で大事なポイントは「配分」だと思っています。

いくら家計管理に時間をかけるといっても、レシートの品目ひとつひとつを手書きでノートにまとめる、なんてことを億万長者はしません。
現代には便利な家計簿アプリがあります。銀行口座やクレジットカードを登録していれば自動で収支をまとめてくれたり、レシートの写真を取れば自動で記録してくれたり。時間をむやみに配分する必要はありません。

また、買い物をするといっても今はネットショッピングの普及で時間をかける必要がなくなっていたり、値段の安い洋服を取り扱うお店も多いです。そういったところを選んで時間・金の配分を減らす。
今まで必要だったことでも現在は必要かどうか、一度決めた配分も都度見直しが必要なのだと思います。


そして、資産運用に時間を使いすぎることもお勧めしません。

95%の億万長者が株式を保有しており、大半の人が資産の20%以上を上場株に投資している。だが、頻繁に株を売ったり買ったりしているわけではない。株式市況の上げ下げを毎日追っているわけではない。証券会社に毎朝電話して、ロンドン市場の様子を聞く人はほとんどいない。新聞の記事を読んで株を売買することもない。
億万長者はどのくらいの頻度で株の売買をするか。何日かおきに取引するのは1%未満にすぎない。1週間単位でようやく1%。1年未満で9%にも満たない。つまり頻繁に取引をするのは1割に満たない。
手続きのたびに取引手数料がかかり、税金を支払わなければならないからだ。証券会社のおすすめのまま買うのもしない。高値で買ったり売り急いでしまうことをしないので、最初に長期で持てる銘柄をじっくり検討する。

億万長者は長期で持てる銘柄の検討に時間をかけても、その管理や売買には時間をかけません。
そこに時間をかけるのであれば、稼ぐ力を増やすことに時間・エネルギーを配分している傾向があります。

ちなみに、私はまだマイホームを持っていないので気になる文章がありました。

将来、資産家になりたいと思うのなら、住宅ローンは年間の現金所得の2倍以内に抑えること。それ以上高い家は絶対に買ってはダメ。

アメリカの、しかも過去の金額例なのであくまで参考ですが、お金を払うことに対してはこういった考えを持たないといけないな、と学びました。


億万長者の法則3.彼らはお金の心配をしないですむことの方が、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える

多くの億万長者が望んでいることは、「世間に賞賛されること」「うらやましがられること」などではありません。

「自分らしく」「自由な」人生を送ることです。

経済的にしっかりした基盤を持とうと考えているなら、きっと実現できる。だが、よい暮らしをするためにお金が欲しいと思っているのなら、一生、金は貯まらない
いつまでたっても金が貯まらない人は、そもそも人生に対する考え方が違っている。蓄財優等生は働くことに喜びを感じているのに対し、蓄財劣等生は金のかかる生活を支えるために働かざるを得ないと感じている。

ここで法則1の倹約に繋がってきます。
お金持ちは高級車に乗りません。「となりの」億万長者であることもしかりです。
もちろん何もかも節約しているわけではありません。何もかもにお金を使うのではなく、自分が大切にしたいもの・本当に好きなものにお金を使っていくのだと思います。

法則1では触れませんでしたが、ここまでで多くの人が思うと思います。

「お金持ちになってまで倹約して、それで幸せなの?」
「お金を稼いでも使えないような人生は嫌」

こういう考えを持っている人にとってのお金は「貯める」「殖やす」ものではなく「使う」ものになっています。
お金を使わずに持っているだけではムダ・不幸と考えているのでは、お金持ちには近付けません。

例えば、自分自身が「体形を維持していつまでも若々しくいたい!」と決めた夢に向かって美容・ジムなどへ最優先に時間・お金を使って生きていて、「ここにはお金を使わなくていいかな」と高級車や高級マンションにはお金を使わない。
そういった気持ちがはっきりしているお金持ちって不幸なんでしょうか。つまらない人生なんでしょうか。

ここが億万長者になるための重要な考え方かと思います。


億万長者の法則4.彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない

お金持ちを想像した時に、その親もお金持ちであると思いませんでしたか?また、自分がお金持ちでない理由を考えた時に、「お金持ちの家に生まれてないから」と思ったことはありませんか?

それは全く違います。億万長者の8割は遺産などなく自分の力で金持ちになっており、過半数の億万長者は1ドルたりとも遺産相続を受けていないそうです。

経済的援助を与えれば与えるほど子供は資産を蓄えず、援助が少なければ少ないほど資産を築くようになる。

「となりの億万長者」は1997年に初版が発行された本ですが、これらは現在の日本でも統計的事実とされている内容です。

お金持ちの子供(経済的援助を受ける子)は大事にされる中で、お金を使うことも覚えてしまうので資産が貯まりづらいとされます。親の資産を自分の資産と同一視してしまう傾向があり、借金をするようになる傾向もあります。

皆さん不労所得で働かずに暮らせるようになりたいですよね?

お金持ちの家に生まれた子供は生まれながらに「親(親の資産)」というお金のなる木を持っているので、稼ぐ力を鍛える必要がないんですね。
そして、資産を投資に回さずともお金が入ってくるので頑張る必要がない。投資金額が圧倒的に少ないということも統計的に明らかとなっています。
親は単に餌をあげる存在ではなく、魚の釣り方を教えてあげる存在でなければなりません。

もしこの記事を見ている方がお金持ちの家に生まれていなければ、それはラッキーですね。私たちは億万長者になれる法則の1つをクリアしています。

億万長者の法則5.彼らの子供たちは、経済的に自立している

要するに法則4.5から、億万長者は上の世代からお金をもらっていないし、下の世代にお金をあげてもいないということになります。

法則4でもお分かりの通り、「子供には苦労させないために、援助(贈与)をしよう」と思っている方がいたとしても考え直した方が良いかと思います。

ここではしっかりとした子供を育てた億万長者の話から、子供のしつけに関してのポイントを紹介します。

1.子供に両親が金持ちだと絶対に教えない
2.どんなに金があろうと、子供には倹約とけじめを教えること
3.子供が大人になり、自己管理ができるようになり、きちんとした職業について安定した生活を送るようになるまで、親が金持ちだと気づかせてはいけない
4.子供や孫に、何を遺産に与えるつもりか、なるべく話さないこと
5.現金や高価なものを駆け引きに使うな
6.巣立った子供の家庭のことには立ち入るな
7.子供と競おうと思うな
8.子供はそれぞれ違う、独立した人間であることを忘れるな
9.成功をもので計るのではなく、何を達成したかで計るように教育しよう
10.子供にお金よりも大切なものがあることを教えよう


億万長者の法則6.彼らは、ビジネスビジネスチャンスをつかむのが上手

ビジネスのチャンスの対象を金持ち、金持ちの子供、未亡人などに絞って考えると、ビジネスの好機はたくさんあります。
「いやいや、今まで資産家は倹約だとさんざん言ってきたじゃないか」
その疑問はごもっともです。
資産家は「ものを買う」となると値段に細かいのですが、投資相談、経理・税務相談、法律相談、医療・歯科治療、教育関連、住宅となると、それほど値段に厳しくなくなります。
また、お金持ちの大半は自分で会社を経営しているので業務用の製品はよく売れますし、お金持ちも子や孫のものとなると甘くなるもの。
倹約家でなくなる部分があるのです。
これは法則2の「配分」が偏っている部分ということかもしれません。

ビジネスチャンスは実際に市場に飛び込んでみないとわからないもの。
ただここでは、お金持ち相手に良いビジネスや職業を紹介しているので抜粋しておきます。
1997年の、あくまでアメリカでの例なので、こちらは話半分でも良いかもしれないです。

1.専門分野に特化した弁護士
 ・相続専門の弁護士・税務(特に所得税と資産税)専門の弁護士・移民法に強い弁護士
2.医師およびヘルスケアの専門家
3.資産の鑑定・管理・売却の専門家
 ・鑑定人および競売人・コイン・切手ディーラー・質屋・不動産管理
4.私立の教育機関と教職員
5.会計士
6.住宅関連事業
 ・住宅建設工事請負会社・住宅ローンを貸し出す金融機関・住宅改築、改装工事会社・宅地開発業者・住宅専門不動産仲介会社・ペンキ・壁紙などの内装品販売店・住宅警備保障システムの販売およびコンサルティング・インテリアデザイナー、インテリアコーディネーター
7.慈善事業
8.旅行業

業種は参考までとして、上記の例の共通点を考えた時に、結局は自身の手に職になるようなものを持っているかが重要なのだと思います。
資産を多く持っていることよりも、「自分の能力でこれからも生きていける」「どんな状況でも稼げるな」と思えた時こそが、一番お金の不安から解消される瞬間です。

これにプラスして今までの法則から「倹約」を身につけていれば、資産は右肩上がりになることでしょう。


億万長者の法則7.彼らは、ぴったりの職業を選んでいる

法則6でのビジネスチャンスがわからなかったとしても、せめて好きな仕事をしていきましょう。嫌いな仕事で金持ちになった人はいないという言葉があります。
ここでいう「ぴったりの職業」は「好きな仕事」です。


「お金持ちってどんな人ですか?」と質問があったとしたら、統計上はこうなります。

・現役の億万長者の3分の2は事業家、自営業者
 (全米で自営業者は2割もいない)
・自営業者のうち4分の3は自分で事業を始めた起業家で、残りは独立して診療所や事務所を開いている医者や会計士などの専門職

次に、「億万長者はどういう職業に多いのでしょう?」と質問があれば、「職業だけでは、億万長者かどうかはわかりません」となります。

大前提で、億万長者を研究してきた博士たちの結論は、職業云々よりも、その人の性格で蓄財のレベルが決まるということなのです。

その上で、職業選びは「何をリスクと考えるか」です。
事業に成功した人々は、他人に雇われているよりも独立した方がリスクが軽減できると言います。

どんなことがリスクだろう?収入減が一つしかないことだと私は思う。サラリーマンはリスクを負っている。給料の出所が一か所しかないからだ。ビル清掃会社はどうか。客が100社あれば、収入は100か所から生じることとなる

とはいっても、事業を始めるにはかなりの金銭的リスクを負わねばなりません。しかし、会社経営をしている人たちは次のような信念を持っています。
このような心構えがあれば、少なくとも精神的なリスクは軽減できるのです。

・私は、自分で自分の運命をコントロールしている。
・情け容赦のない社長のもとで働くことこそ、リスクというものだ。
・私はどんな問題に直面しても、逃げずに立ち向かい、解決に努力する。
・社長になる唯一の道は、自分で事業を起こすことだ。
・いくらでも、収入は増やすことができる。
・リスクと困難のおかげで、私は毎日強く、賢くなっている。

億万長者は一人残らず、仕事を楽しんでいることに間違いはありません。そして、みんな独立したことにプライドを持っています。

好きな仕事なのであれば、時間をかけてスキルを磨くことであったり、ハードワークで実績を出すことも苦にならないはず。
私の周りにも、「好きな仕事をしているので毎日が遊びのよう」と言っている人がいます。

「お金持ちになってお金を使いたい」方の多くは、普段が「辛く苦しい仕事」や「退屈な仕事」に就いている可能性があります。
「給料」=「我慢料」みたいな考えだと億万長者には近づけません。

楽しい、向いている仕事を普段から行って、毎日を遊びのように感じられるようになったのであれば、「数千万~1億円もなくても人生楽しく暮らせるでは?」と思えてきます。こう感じられるようになれば億万長者は近いです。

ぜひ、自分にぴったりの仕事を探してみましょう。


まとめ・感想

1997年初版発行の本なので、中身にデータが多いのですがそのまま信用するものではないかと思います。
ただ、考え方や概念は現在にも通ずるもの。

私の要約で興味を持っていただいた方にはぜひ一読いただきたいと思いますが、実際にこの本を読もうと思うとアメリカの事例とドルの表記が多く、慣れていない人が読むのは疲れてしまうかもです。

そして最初に力を入れて言っているのはとにかく倹約。お金の使い方についてだったりするので、内容は結構地味と感じる人も多いかも。

私も実際、倹約の部分で少し嫌気がさしました。

「なぜお金持ちになりたいか」と考えた時には、欲しいものを好きなだけ買えたり、裕福な生活を夢見ませんか?
それができないならお金持ちになる必要なんかない。そんな風に考える人って多いと思います。

ただ、それは収入を増やす難しさを知っているからじゃないかと思います。
会社員として働いている中で、毎月そんなに収入を増やすことなんてできない。はるかに低い支出で生活するためには節約しなきゃ。支出を削ることが一番簡単だとわかっているからこそできる発想です。

でもここからのステップは、稼ぐ力を増やすことも意外と簡単なんだと知っていくこと。会社員でも簡単に副業ができる時代です。
「副業が禁止だからできない」と思っていても、バレずに副業ができる方法はいくらでもあります。メルカリで要らないものを売ることも立派な稼ぐ力です。

また、自分の貯蓄を資産運用していますか?低金利の時代、日本は特にマイナス金利から抜け出すことのできない国です。そんな日本でインフレ(物価上昇)の対策をしていなければ、資産を殖やすどころか実際の預金価値は下がっていく一方。
まずはそういったことに関心を向けていかなければなりません。そういった意味での良書かなと感じました。


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となりの億万長者~成功を生む7つの法則~
トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ
訳:斎藤聖美

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