あなたは経験を活かすために生まれてきた
全ての経験は無駄じゃない
これは私の偏見かも知れないが、占いを行なっている人は苦労を重ねている人が多いと思う。
そのことで考えているのは、その苦労の分乗り越え方を知っているということだ。
今までにしてきた苦労は必ず占いに活きる。
無論、苦労をしていない占い師が能力が低いとも、これから苦労をしろとも思っていない。
どうせしてしまった苦労なら隠さずに活かした方がいいということだ。
人生を映画に例えることが多いが、その映画もただただツイているストーリーなら途中で見ることをやめてしまうだろう。
一旦挫折を越えたからこそハッピーエンドが際立つのだ。
たしかに映画にはハッピーエンドもあればバットエンドもある。
ここで重要なのはそのエンディングを選ぶのはあなただということだ。
どうせなら、位置の高いハッピーエンドを目指してみないか?
今までの経験を活かす方法
占いという職業の不思議なところは、全ての経験を活かすことができることだと思っている。
例えば、就職に失敗したこと。
ギャンブルにハマったこと。
失恋して自殺を考えたこと。
その全てが占い師としては相談者に還元できるのだ。
その理由は、今現在その苦しみを味わっている人にどんな言葉をかけるのかわかるからだ。
否。
その苦しんでいたときに、自分がかけて欲しかった言葉がわかるはずだ。
就職に失敗したときに、現実的なアドバイスが欲しかったわけではないはずだ。
ギャンブルにハマっているときに本当に必要なのはお金の心配をしない方法だったはずだ。
失恋したときは一緒に泣いて欲しかっただけのはずだ。
たしかに動くことがなければ現実が変わることがない。
しかし、人間は常に現実を見続けられるほど強くはない。
高くジャンプするために1度しゃがむ必要があるように、より高い位置に行くためにしっかりとしゃがむことは必要なはずなのだ。
そう考えると、占いに来る人は全てしゃがんでいる最中ではなかろうか。
無論、そのしゃがんでいる状況から動き出せないことはマズい。
しかし、そのマズいと言ってくれる人はこの世に溢れている。
占い師くらいは、相談者がしっかり休む手立てを考えてあげてもいいじゃないか。
ここでひとつ覚えていて欲しいのは、人間は天邪鬼が多いということ。
休むことに飽きたら、勝手に動き出すものなのだ。
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