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mother's ring with Amethyst
7月に1歳を迎えた女の子のマザーリング。指環には、誕生石ではなくて、濃い紫の石をいれたい、とのこと。理由をお聞きすると、濃い色、濃い紫のイメージが頭にあるから。それは、濃い人生を歩んでほしい、という願いを込めて付けた名前にも由来しているのだそう。
お姉ちゃんの時もマザーリングをお作りしたので、姉妹でおそろいとなるような指環にしたいと、まるいころんとした石で、大きさも同じくらいのものを。指環の素材は、10金のイエローゴールドです。
紫の石ということで、アメジストをチョイス。紫は、古くから高貴さや地位の高さを象徴する色とされ、尊ばれてきました。大河ドラマで話題の紫式部の紫は、『源氏物語』のヒロイン「紫の上」にちなんだ呼び名なのだそう。ドラマでは、今まさに『源氏物語』が生まれようとしているところ。平安貴族にも愛された紫は、憧れの色であり、奥深く、惹きつけられます。
産まれて初めての親からの贈りものとなる名前。おなかにいる時からさんざん考え、悩みに悩んだことも、大きくなって由来を話すときの思い出話となって。私たちの息子の時は、産まれる前に候補がほぼ決まっていましたが、顔を見たらどれもなんか違う気がして、一から考え直し。そのため、病院ではしばらく「ベビーちゃん」で過ごし、提出日ギリギリとなったことを思い出しました。
たくさんの願いが込められた名前は、言霊となって、背中を押す大きな力となります。一向にやみそうもないくらいの愛と、おひさまのようなあったかい笑顔に見守られて。さえぎるものなく、すくすくと、太く大きく育って、濃く美しい花を咲かせますように。
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